6月8日(土)の夜、俳人の土肥あき子をお迎えして第72回コガモ句会を開催しました。
兼題は【あめんぼう・水馬】
あめんぼうは比較的どこにでも見られる昆虫です。水の上を自在に滑る軽やかな姿を詠んでみましょう。(土肥あき子さんより)
高点句は、
木もれ日へ蹴って光にあめんぼう 教子
あめんぼう生まれたところ浮くところ 克義
あめんぼの水輪と水輪触れ合へる あき子
しろがねの水面に黒き水馬 久美子
水底の影を随へあめんぼう 幸江
この日の席題は【夏至】
太陽が夏至点を通過し、北半球では一年で昼がもっとも長く、夜がもっとも短くなる夏至。夜が長い冬至と比べると、昼間には4時間以上もの時間差が生まれます。太陽の物語として捉えたり、自分の生活に影響している様子を詠んでみましょう。(土肥あき子さんより)
高点句は、
読書人あたり白白明けて夏至 千枝子
足を下げ巨石に座る夏至の日や 幸江
夏至の句は、どの句も共感できる句ばかりでみごとに点が割れました。
次回のコガモ句会は、2024年8月3日(土)18:00〜19:30です。
兼題は、【桐一葉】
毎回、季節を感じさせるお着物で句会を彩ってくださる土肥あき子さん、この日も紫陽花カラーがよくお似合いでした。
コガモの投句も受け付けています。「当季雑詠」、その季節の句であれば何でも大丈夫です。締め切りは2024年8月3日(土)、直接お持ちいただくか、FAXまたは郵送でお願いいたします。
季節の移ろいを感じながら、日々の暮らしを彩る俳句。皆さんと一緒に楽しんでみませんか。ご参加をお待ちしています。