2月16日(日)の午後、『ひみつのたからもの』(BL出版)の作者の豊福まきこさんをお迎えして、ギャラリートークを開催いたしました。
広告代理店でグラフィックデザイナーとして勤務したのち、フリーのイラストレーターになったのですが、絵が使い捨てられてしまうのが残念で、残る絵が描きたいという思いから絵本を作りたいと思うようになったと話される豊福さん。
ご自身による読み聞かせの後、絵本についてお話くださいました。
イヌは犬種によって形が変わるが、ネコはほとんど形が同じなので人間に例えやすく、他の人と変わっているネコの話をかきたいと思ったそうです。ネコのキャラクターとリアルさの間のラインを探りながら描いているとのこと。
豊福さんが好んで使っている画材の透明水彩についてわかりやすくお話ししてくださいました。
デザインもご自身でされている豊福さんならではの、絵本作りのこだわりについてもお話しされました。表紙から、見返し、本文、裏表紙までまるごと一冊が絵本であると考えているとのこと。食事にもサラダ、スープ、メインディッシュ・・・があるように本の中にも流れがあるはずだと。絵にも力が入っているページやシンプルに描いているページなど緩急を考えて描いているとも話されました。
参加者の方も見返しの絵がお話の一部になっていることに気付いた時の喜びを語られました。
「気に入っている絵はどれですか?」とか、豊福さんの絵を描くときのアングルや曲線がわくわくする、など質問や感想もたくさん寄せられました。
表紙に描かれている鍵にも豊福さんの思いが込められているそうです。鍵にも注目してくださいね。
かわいらしい主人公の絵が添えられたサインは大好評!
優しい笑顔が素敵な豊福まきこさん
お気に入りの絵の前で記念撮影
次回作もネコの絵本を考えているとのこと、楽しみですね。
豊福まきこさん、BL出版さん、ありがとうございました。
そして、参加くださった皆さん、ありがとうございました。