4月19日(土)の夜、俳人の土肥あき子さんをお迎えして、第77回コガモ句会を開催いたしました。
兼題は【蝌蚪(かと)】おたまじゃくし
蝌蚪はおたまじゃくしの漢語とのこと。身近な水辺でも目にすることが多いおたまじゃくしに目を凝らして詠みました。
高点句は、
掌に蝌蚪ちろちろとこそばゆひ 洋子
蝌蚪たちが担ぐ神輿はパンの耳 久美子
理科室の黒いカーテン蝌蚪生まる 顕人
この日の席題は【春昼】春の昼
晴れた春の日中。眠気を誘うようなのどかさ、うららかな日差し、安らかな春のひととき。幸福感にあふれているとも、不思議な夢心地の感触もある。(土肥あき子さんより)
高点句は、
春の昼白墨にじむ化学式 久美子
春の昼回転木馬休憩中 洋子 →春昼の回転木馬休憩中 の方が三段切れにならない
春昼やいつもの席にちがふひと 幸江
今回は、どちらのお題も全員(13名)に点が入りました。共感できる句が多く、様々なけしきが見えました。
次回のコガモ句会は、6月21日(土)18:00〜19:30です。
兼題は、【枇杷】
コガモの投句も受け付けています。「当季雑詠」、その季節の句であれば何でも大丈夫です。締め切りは6月21日(土)、直接お持ちいただくか、FAXまたは郵送でお願いいたします。
季節の移ろいを感じながら、日々の暮らしを彩る俳句。皆さんと一緒に楽しんでみませんか。ご参加をお待ちしています。