8月29日(土)の夕、俳人の土肥あき子さんをお迎えして第85回コガモ句会を開催しました。ようやく秋を感じられる過ごしやすい夜でした。

兼題は、【星月夜】。
星月夜は、月のない夜空が星明かりで月夜のように明るいこと。月のない空であることに注意しましょう。(土肥あき子さんより)
高点句は、
バス逃し尾灯遠のく星月夜 登水子
空っぽの鳥籠揺るる星月夜 あき子
天翔ける馬いななきて星月夜 久美子
「天空橋」とふ駅に降り星月夜 ちえり
寝転びて尽きぬ話や星月夜 洋子
星月夜、どの句も情景がよく見えました。
ちえりさんの句の「とふ」は、古語で「という」の意味であることを知りました。私には、毎回、学ぶことばかりです。
この日の席題は、【虫の声】。
鈴虫や松虫など、求愛や縄張りの主張に羽を擦り合わせて音を出す。この音を私たちはなんの躊躇もなく「虫の声」と表現する。西洋人が虫や鳥の声を音楽脳で処理するのに対し、日本人は言語脳が働くといわれる。平安時代には「虫聞きの宴」が催され、江戸時代には「虫売り」が往来を行き交った。古くから秋の虫を風流として受け入れてきた。(土肥あき子さんより)
高点句は、
虫の声とだえてからの闇深し ちえり
虫の声入れ替りつつ河口まで あき子
虫の声途切れ互いの息づかい 花美
住み心地良き鉢なりや虫の声 久美子
虫の闇背広を肩に帰りけり 顕人
秋のおとずれを感じさせる虫の声。ちえりさんの句が断トツの最高点句でしたが、どの句も景色が見え、点が分かれました。
次回のコガモ句会は、10月17日(土)18:00〜19:30です。
兼題は、【木犀】金木犀・銀木犀。
コガモの投句も受け付けています。「当季雑詠」、その季節の句であれば何でも大丈夫です。締め切りは10月17日(土)、直接お持ちいただくか、FAX、メールまたは郵送でお願いいたします。
季節の移ろいを感じながら、日々の暮らしを彩る俳句。皆さんと一緒に楽しんでみませんか。ご参加をお待ちしています。
