12月17日(日)、今年最後のおはなしの会は、恒例となったたかおゆうこさんの影絵と多賀京子さんの語りで楽しむ幻想的な「ろうそくの光による 影絵 」が開催されました。
第5回目の今回も午前11時からと午後2時からの2回上演となりました。
朝早くいらしたたかおゆうこさんと多賀京子さん、リハーサルも真剣です。
暗幕を張ったティールームに毛布を敷き詰め、30名ほどの子どもや大人がぎっしり。ろうそくに灯がともり、明かりが消えると・・・
ふわっとお話の世界が現れます。
今年のお話は、「ホットケーキ」(おはなしのろうそく18)。ことばの面白さに子どもたちから笑い声がおこります。
そして、クリスマスのお話は、「ふしぎなクリスマス」(ルース・エインズワース/作 『クリスマスのりんご』福音館書店 より)。
大きな湖の中の小さな島に住む心優しいおじいさんのサイモンとめしつかいの少年のジョセフ。
リスの巣を助けてあげるジョセフ。
角の間にサイモンがたき木の代わりに燃やしてしまった本や新しい本を載せたシカたち。
ふしぎな動物の使者が運んでくれた思いがけないクリスマスの贈り物を喜ぶサイモンとジョセフ。クリスマスに起こる奇跡のお話を楽しみました。
ルース・ソーヤ、アリソン・アトリーほか/文 上條由美子/編・訳 たかおゆうこ/絵 福音館書店
毎年、たかおゆうこさんが挿絵を描かれている『クリスマスのりんご クリスマスをめぐる九つのお話』から一話づつ影絵にしていただいています。多賀京子さんの落ち着いた豊かな語りは心地よく、私たちを一瞬にして物語の世界へ誘ってくれます。
影絵の後、舞台裏を覗き込む子ども達と丁寧に説明するたかおゆうこさんや多賀京子さん。
✴︎今年の影絵もたくさんの皆様に楽しんでいただくことができました。後日、家で影絵ごっこをする子どものお話や、「ホットケーキ」に出てきた面白いことばを家でも口にしている子どものお話などをお聞きしました。余韻を楽しんでくれているのですね。
✴︎入念な打ち合わせとリハーサルを重ねてくださったたかおゆうこさんと多賀京子さん、ありがとうございました。
✴︎参加してくださった皆さんもありがとうございました。