5月20日(日)第39回コガモ句会 吟行 ◆初夏の田園調布せせらぎ公園を歩く◆

5月20日(日)の午後1時に東急多摩川線多摩川駅に集合し、第39回コガモ句会が開催されました。

ティール・グリーンの句会では2回目の吟行です。行き先は「田園調布せせらぎ公園」。土肥あき子さん作成の「吟行のしおり」を眺めながら、2時間散策と句作に励みました。

土肥あき子さん作成の「吟行のしおり」

「田園調布せせらぎ公園」は昭和54年まで東急電鉄が経営していた遊園地「多摩川園」の跡地です。参加者の中には子どもの頃、遊びに来たことがある方やアルバイトをしていたことがある方も。「ここには猿山が!」「ここは滑り台だったところ!」等々懐かしそう。閉園後、テニスクラブになり賑わったりしましたが、今は大田区が取得し公園として開放されています。

芝生の明るい緑、樹木の深い緑、辺り一面草木の緑に覆われています。各自気ままに散策しました。

風薫る誰も気付かぬ昼の月  Yさん

十薬の花の白さよ太極拳   Tさん

桑の実の口に広がる幼き日  Sさん

緑陰の石段上り帽子脱ぐ  Tさん

夏鴨の木漏れ日揺らし泳ぐなり  Iさん

雲揺らし空泳ぎ行くあめんぼう  Hさん

夏蝶に夏蝶の影寄り添へる   Aさん

吟行後、ティール・グリーンに移動し、句会となりました。皆さん、4〜5句出句しました。

まわりの風景をよく見ながら、五感を通して作句できる吟行は、普段の句会とまた違った楽しさがありました。

ティール・グリーンの前で記念撮影

土肥あき子さん、参加くださった皆さん、ありがとうございました。

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