明日の営業

先週末は外出自粛要請を受けて臨時休業いたしました。お越し下さった方もいらしたとのこと、すみません。コロナウイルスの感染者数が増えつづける状況をみて、感染予防のためにも、お客様が増える週末は休業した方がよいと判断しました。28日(土)にはたてのひろしさん が在廊してくださる予定でしたが、残念でした。

明日から4月、思いもよらないコロナウイルスで2月・3月はイベントの延期や中止で右往左往しましたが、いっこうに収まる気配はなく、ますます状況は厳しくなってまいりました。せっかく貴重な原画をお借りしての原画展なのに残念です。

でも、こんな状況だからこそ、絵本や児童書を読む時間を大切にしたいなって思います。いつもの絵本が心を穏やかにしてくれることでしょう。親子で過ごす絵本の時間、変わらぬ日常が尊く思えます。

たてのひろし/さく 福音館書店

現在、原画展を開催中のたてのひろしさん の『はっぱのうえに』は、春の草むらで見つけた「ナナホシテントウ」の幼虫から蛹、そして成虫となって飛び立つまでを明るく美しい絵で描いています。身近な公園や道端の草むらなどでも出あうことのできる虫です。お散歩がてら、テントウムシをはじめ、春の草花や虫を見つけてくださいね。サイン本、あります。郵送もいたしますので、お声がけください。

また、たてのさんのデビュー作の『しでむし』をはじめとして、『ぎふちょう』『つちはんみょう 』も並んでいます。  

舘野鴻/作 偕成社

「埋葬虫」とも呼ばれるしでむしの子育てを通し、生きものたちが命をつなぐためにそれぞれが関わり合いながら懸命に生きる様が描かれています。

舘野鴻/作 偕成社

早春だけに舞い飛ぶ美しいぎふちょうは約1年の寿命のうちの10ヶ月間の蛹で眠っています。そしてその周りでは、生きものたちのドラマが繰り広げられていました。

舘野鴻/作 偕成社

ヒメハナバチの巣に寄生するヒメツチハンミョウの幼虫。命をつなぐために決死の旅に出る小さな幼虫たちですが、そこには個の命より種の存続という使命のもとに懸命に生きる姿がありました。第66回小学館児童出版文化賞受賞作品です。

幼い頃から、細密画家の熊田千佳簿さんに師事された舘野さんらしい美しい細密画です。

懸命に生きる虫たちに感動します。子どもから大人までおすすめです。

このような状況で店を開けてよいものか悩みますが、消毒、換気に十分注意し、平日は営業いたします。近隣の方はお散歩がてらお立ち寄りください。遠くにお住いの舘野鴻(たてのひろし)さん ファンの方、サイン本があります。郵送いたしますので、お声がけくださいね。お待ちしています。

*東京都や国からの情報をチェックしながら、臨機応変に対応していきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

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