10月17日(土)第50回コガモ句会

10月17日(土)の夜、俳人 土肥あき子さんをお迎えして第50回コガモ句会が行われました。2月15日から8ヶ月ぶりのコガモ句会です。人数を制限し、マスク着用などご協力いただきながらの開催でしたが、皆さんと元気に再会できたことを喜び合いました。

今回の兼題は、【月】。

秋は、空気が澄んでいるので、お月さまも一年で一番美しく見える季節です。今年の十五夜は10月1日、明るく美しいお月さまでした。お団子とススキでお月見をした家も多かったのではないでしょうか。

高点句は、

鳴きながら猫行きすぎる月夜かな   Dさん

月光や舗道をわたる下駄の音     Iさん

どちらも猫の鳴き声や下駄の音とともに情景が目に浮かぶ句ですね。

 

そして、この日の席題は、【コスモス】秋桜。

「コスモス」の語源は、ギリシャ語で秩序や調和を意味する「kosmos」に由来し、日本に渡来したのは明治時代。花弁が桜に似ていることから和名は秋桜とのこと。(土肥あき子さんより)

土肥あき子さんがコスモスの花を用意してくださり、その花を眺めながら俳句を詠みました。

高点句は、

コスモスの波の向こうに手を振る子   Yさん

コスモスや復興の旗誇らしく      Oさん

しなやかに揺れるコスモス、荒地に咲く力強いコスモスが目に浮かびます。

〈おまけ〉

「月」の兼題で私が詠んだ句は、

リモートで話したくな十五夜は

だったのですが、土肥先生からのアドバイスで1字を変えてみました。

リモートで話したくな十五夜は

「話したくない」と否定することで、会いたい気持ちが際立ちますよとのこと。目からウロコでした^^ やっぱり俳句は面白いですね🦆

ういろう「栗餅」と練り切り「初もみじ」

(和菓子司 太市)

次回のコガモ句会は12月12日(土)18:00〜19:30。

兼題は、【柚子湯】冬至湯です。

コガモの投句も受け付けています。冬の句でお願いいたします。締め切りは12月12日(土)、直接お持ちいただくか、FAXまたは郵送でお願いいたします。

季節の移り変わりを感じながら、日々の暮らしを彩る俳句。皆さんと一緒に楽しんでみませんか?

 

1件のコメント

  1. コロナ感染者が増えているので、しばらく東京へ行くのを控えています。
    12月も参加を控えます。
    来年皆様とお会い出来るのを楽しみにしています。
    投句をしようと思いますが、兼題の柚子湯で良いでしょうか?

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