コガモの投句箱 第11回コガモ賞・準賞の発表

コガモ賞・準賞の発表

コガモの投句箱「コガモ句箱」への投稿をありがとうございました。

第11回は4月17日に締め切りました。コガモ句会講師の俳人・土肥あき子さんに選句していただき、コガモ賞・準賞が決まりました。

〈コガモ賞〉 駅ひとつ寝過ごした空山笑ふ                山本光一

〈準賞〉   地の下のいのちのちから山笑ふ            幸子

山笑う母校に今も石の門            太田寿美女

【土肥あき子さん 鑑賞】

「山笑ふ」は山を擬人化した季語。大きな山が人であったとしたら、というところから想像が広がります。掲句は乗り過ごした駅から見える山。路線によっては駅ひとつが途方に暮れるほど遠いこともあるでしょう。緑したたる山が「まあ、ゆっくりしていけ」とおおらかに笑っているかのようにも思われ、事態を深刻から救っています。

次回は6月12日。題は「梅雨」です。憂鬱な空模様に気持ちも重くなりがちですが、植物にとっては恵みの雨。あるいは梅雨の合間に現れる束の間の晴天もいつも以上にありがたく感じられます。

皆様の投句をお待ちしています。

夏の句でお願いいたします。

次回の締め切りは6月12日(土)です。(店頭でも郵送でも可。)

 

 

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