コガモの投句箱 第13回コガモ賞・準賞の発表

コガモ賞・準賞の発表

コガモの投句箱「コガモ句箱」への投稿をありがとうございました。

第13回は8月7日に締め切りました。コガモ句会講師の俳人・土肥あき子さんに選句していただき、コガモ賞・準賞が決まりました。

〈コガモ賞〉 黄帽子のあさがほ抱く列長し     太田寿美女
〈準賞〉   朝顔を数へて今日の始まりぬ     經子
夏草や犬の仔の背の見え隠れ     靖子

【土肥あき子さん 鑑賞】
コガモ賞の黄帽子はおそらく学童がかぶっているものでしょう。一年生の夏休みの宿題の朝顔の観察。朝顔の鉢を神妙に抱えた下校の列がほほえましく目に浮かびます。準賞の經子さんは健やかな夏の朝の習慣、靖子さんは生い茂る夏草に取り合わせた子犬が愛らしく愉快です。
次回のコガモ句会のお題は「天高し」。慣用句でもおなじみの「天高く馬肥ゆる秋」は、秋の澄んだ空気がどこまでも空を高く見せる様子です。暑い夏からの解放感も手伝って、空の高さが心地よさと比例するかのようにも思えます。爽やかな空を見上げて俳句を作ってみませんか。

次回の締め切りは10月16日(土)。「当季雑詠」、その季節の句であれば何でも大丈夫です。直接お持ちいただくか、FAXまたは郵送でお願いいたします。

皆様の投句をお待ちしています。

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