大変光栄なことに、この度「書店員さんが選ぶ 私のBunkamuraドゥマゴ文学賞」で、絵本を選ばせていただきました。
これからの活躍が期待される作家さんということで、大桃洋祐さんの『ハムおじさん』を選ばせていただきました。
大桃洋祐/さく・え 徳間書店
絵本の絵から様々な感覚や想像を呼び起こし、自分自身に立ち戻ることができたら、それが文学かなと思います。今回は、暮らしを上手に楽しんでいるハムおじさんを紹介したいと思いました。コロナ禍でうちに篭ることが多い日が続いていますが、マイペースに暮らしを楽しんでいるハムおじさんを見ていると、なんだか明るい気持ちになります。こんなふうに暮らしていきたいなって思えました。自分の生活を見つめ直したいなとも。
大桃さんののびのびとした大らかな線と素敵な色使いがなんとも心を明るくさせてくれます。
品が良くて紳士のハムおじさんの素敵な暮らしが、軽やかに皆様の心に響きますように…
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https://www.bunkamura.co.jp/bungaku/mybungakusho/article27.html