7月28日(月)美ら島の風 〜平和への祈り〜 vol.3

7月28日(月)の午後、沖縄県与那国島生まれで横浜育ちの絵本セラピスト 大川政代さんをお迎えして、今年もまた「美ら島の風 〜平和への祈り〜 vol.3」を開催しました。

この日も、大川さんが着ていらしたのはお兄様が織られた与那国島の綿と麻の伝統織物「ドゥタティ」、よくお似合いでした。

自己紹介の後は、「沖縄クイズ*今日からあなたも島人です!!」を楽しみながら、沖縄の歴史や文化、風習などを伝えてくださいました。

3択のクイズ、正解だと思う番号札を掲げます。答えは・・・毎回、大いに盛り上がります。

「十六日祭」はあの世のお正月。ご先祖様を敬う沖縄らしい風習です。

この日に読んでくださった『いのちのまつり ヌチヌグスージ』。

草場一壽/作 平安座資尚/絵 サンマーク出版

この本を読むと、自分が奇跡のような命であることがわかるとともに、自分の位置を知ることができるとお話しされました。

ご先祖さまの誰一人欠けても自分は存在しないし、自分がいるからこそ次の子孫につながっていくことを目に見える形で気づかせてくれます。ご先祖さまを大切にする沖縄ならではの絵本です。

大川さんが島のおばあに成り切って毎回読んでくださるのですが、沖縄の言葉が心地よく、すうっと心にしみます。

そして、今回、大川さんのお嬢さんの菜三子さんが、政代さんのウクレレの伴奏で「♪ 涙そうそう」と「♪ いつも何度でも」を歌ってくださいました。澄んだ美しい歌声で、会場をやさしく包み込んでくれました。

最後は、大川さんの三線の伴奏とともに皆で「♪島人ぬ宝」を歌いました。

自然が魅力の与那国島だったのですが、最近は自衛隊の駐屯地が開設されているという与那国島の現実も話されました。

「先人たちが命をかけて守り受け継がれてきた沖縄の歴史に想いを馳せ、平和とは何かをそれぞれが感じ、考える機会になると嬉しいです」との言葉が心に響きました。

今回も、事前に帰省された時に撮っていらした映像、画像をたっぷり見せてくださり、まるで与那国島に行ったかのような2時間の旅を楽しみました✈️

大川政代さん、菜三子さん、ありがとうございました。
暑い中をご参加くださった皆さん、ありがとうございました。

 

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