9月3日(土)いわさゆうこさんのおはなし会&サイン会

9月3日(土)の午後、いわさゆうこさんのおはなし会「親子でやさいクイズに挑戦しよう!」&サイン会が開催されました。

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『まっかっか トマト』のいわさ ゆうこさんと、今回の原画展会期中に自分の畑で収穫した野菜を届けてくれている農業少年・小林宙(こばやし そら)君をゲストに迎えてのおはなし会です。

第1部はいわさゆうこさんによるトマトのお話です。

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トマトの原産地は、南米ペルーのアンデス高地とのこと、地球の反対側のペルーを指差すいわさゆうこさん。このあと、クイズ形式で野菜や種のお話がありました。

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野菜はもともとタネから始まっているのですが、では、「タネってなに?」。

タネの中にはいろいろな指示書(DNA、遺伝子)が詰まっていて、タネはそれぞれが工夫して子孫を増やしてきたのです。自分で弾けたり、他のものにひっついていったり、つばさをもち飛んでいったり・・・そんなタネの標本の一部を見せてもらいながら、タネのあれこれをお話ししていただきました。

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いわささんのお話のあとはちょっとひと休み。いわささんの友人の金刺利恵子さんがマンドリンで「♪コンドルはとんでいく」を演奏してくださいました。一瞬、アンデスの風が吹いたような気がしました。

第2部は、小林宙くんによるトマトの性質と栽培、タネ取りのお話です。

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宙くんが今回のために育ててきてくれた野菜の苗の「苗当てクイズ」。「この苗は何の野菜かな?」「ナス!」「トウモロコシ!」「トマト!」幼稚園の子どもたちからも元気な答えが返ってきました。

小学1年生で初めてトマトを育てた宙くん。ずっと実からタネをとって育てているそうです。

毎年2月にタネを蒔き、5月頃プランターや畑に植えます。実際の栽培の工夫や苦労などを話してくれました。

トマトは乾燥を好むので、この辺りの湿った土地での地植えより屋上のプランターで栽培したものの方が美味しいそうですよ。お庭がなくても栽培できますね。

宙くんの話で印象的だったのが、タネ取りをするとその野菜によりいっそう愛情がわくとのこと、本当に手塩にかけて育てているのですね。苦労も多いでしょうが、その分喜びも大きいのでしょう。子育てと一緒だと思いました。

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ティータイムの「トマトゼリー」

いわささん、宙くんへの質問コーナーのあとは、金刺利恵子さんが再登場し、最後にトマトをたっぷり消費するイタリアのカンツォーネ「♪オー・ソレ・ミオ」を演奏してくださいました。

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小林宙くん(左)といわさゆうこさん(右)

この日のためにいろいろ準備してくださったいわさゆうこさん、小林宙くん、金刺利恵子さん、参加してくださった皆さん、ありがとうございました。

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