3月23日(土)の午後、『きょう、おともだちができたの』(得田之久・作 童心社)の種村有希子さんをお迎えして、ギャラリートーク&サイン会が行われました。
この絵本の作者 得田之久さんから色で感情を表現してほしいと希望があり、「色で感情を表現できる画家さんを、ということで種村有希子さんに絵を依頼しました。」と話す編集者の西尾薫さん。
種村さんはそれまで絵本はほとんどご自身の作絵でしたが、今回初めて絵を担当することになりました。感情を色で表現することに対しては、幼い頃、弟が生まれた時に嬉しくて自分の世界にぱぁっと色が広がった体験などから理解することができたと話す有希子さん。いつも絵本の中では固有色にとらわれずに感情の色を描きたいと思っているそうです。そして、今回は背景の色で感情を表現することにしました。
デビュー作の『きいのいえで』は双子として生まれたご自身の子ども時代の体験を絵本にしたもの。子ども時代のちいさな記憶を忘れないようにしてきたとも話されました。有希子さんの作品は、どれもがそんなちいさな記憶のかけらが集まってお話になっているのですね。
図書館でこの絵本に出会い、原画展にお母さまと訪ねてきてくれた小学2年生のSちゃん、ゆうなちゃんの絵を描いてくれました。上手ですね😊 有希子さんとも会うことができてとても嬉しそうでした。
今回、絵本を購入してくださった方に、描き下ろしの特製ポストカードをプレゼントしています。
この日、トークを聞きにきてくださった方の爪に、なんとりなちゃん(左)とゆうなちゃん(右)のネイルアートが! 素敵な発見でした✨
種村有希子さん、西尾 薫さん、ご参加くださった皆さん、ありがとうございました。