11月29日(日)「けんちゃんのもみの木」絵本原画展、終了しました。

10月28日(水)から始まり、たくさんの方にご覧いただいた「けんちゃんのもみの木」絵本原画展が、11月29日(日)に終了いたしました。

最終日の29日もオープンと同時にお越しくださる方や、「3回目です」とおっしゃる方も。ご近所さんはもちろん遠くからもたくさんいらしてくださいました。

原画鑑賞の後は、じっくり美谷島邦子さんの朗読で絵本の世界を深く感じていただきました。

午後には、美谷島邦子さん、いせひでこさんも在廊してくださり、サインをしたり、皆さんとお話ししたり和やかな時間が流れていました。マスク姿もこの時期ならでは、ですね。

今回の原画展では、本当にたくさんの方がお越しくださいました。当店の常連さんはもちろん、けんちゃんが生まれ育った地元ということもあり、けんちゃんのお友だちやご近所さんをはじめ、ご遺族の方々、震災のご遺族の方、事故当時から取材を続けてこられた新聞記者やTV報道の方、新聞を見てこられた方々、いせさんのファンの方など、当店にとりましてもたくさんの出会いをさせていただいた原画展でした。

ご遺族の方が原画をじっくりご覧になった後、「日々の暮らしの中にある何気ない幸せを大切にしたいですね」「悲しみも皆で支えながら乗り越えてきたのですよ」という穏やかな笑顔に胸が熱くなりました。美谷島さんが毎日新聞の【路上のまなざし】「御巣鷹 命のみちしるべ」の中で語っていらした「御巣鷹の家族」という言葉を改めて思いました。

美谷島さんの「悲しむことは愛することと同じです。絵本を通して残された人の心をやさしく包むことができたらうれしい」という言葉の通り、美谷島さんの母の愛情に満ちた文といせさんの力強く美しい絵がぴったり寄り添い、深い悲しみを包み込むやさしい絵本になったのだと思います。

私自身、たくさんの皆さまとの出会いを通していのちの尊さはもちろん様々なことを感じる毎日でした。

美谷島邦子さん、いせひでこさん、BL出版さん、お越しくださったたくさんの皆さま、ありがとうございました。そして、けんちゃんもありがとうございました。

今年の御巣鷹山のけんちゃんのクリスマスツリーの様子です。

サンタさんや雪だるま、くつ下も飾られ、綺麗ですね🌲✨

まだ数冊お二人のサイン本がございます。ご希望がございましたらお声がけください🦆

 

そして、そして・・・

今回、たくさんの皆さまの中に思いがけない出会いもありました。

いせさんの絵本『ねぇ、しってる?』(岩崎書店)の作者かさいしんぺいさんもお越しくださいました。

かさいしんぺい/作 いせひでこ/絵 岩崎書店

「ねぇ、しってる? ぼく、おにいちゃんになるんだよ」あたらしい生命への戸惑い、そして喜び。おにいちゃんになっていく男の子の心の成長をやさしく丁寧に描いた絵本です。

かさいさんを幼い頃から知っているいせさんの眼差しは、まるでお母さんのよう。

 柳田邦男さんも何度かお越し下さり、偶然お会いすることができた方はとても喜んでくださいました。

ありがとうございました🦆

 

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