◆コガモ賞・準賞の発表◆
コガモの投句箱「コガモ句箱」への投稿をありがとうございました。
第10回は2月13日に締め切りました。コガモ句会講師の俳人・土肥あき子さんに選句していただき、コガモ賞・準賞が決まりました。
〈コガモ賞〉 機首北へ尾をひく雲や春遅々と 經子
〈準賞〉 風の尾をとらへて凧は天高く しゅうこ
縁の猫尾で返事する春日和 本多まゆみ
【土肥あき子さん鑑賞】
飛行機からたなびく飛行機雲がまだ浅い春の空に記されている様子です。「春遅々と」には、立春を過ぎてなかなか春らしくならないもどかしい気持ちが込められます。飛行機という最速の乗り物との取り合わせが作者の軽い失望と、空を見上げる視線には明日への期待が感じられる作品です。
次回は4月17日。題は「山笑う」です。芽吹きの木々に包まれた山を笑っているようだとはなんとも愉快な見立てです。思いきり笑える日が一日も早く戻ってくるよう願いを込めて。
春の句の投句をお待ちしています。
次回の締め切りは4月17日(土)です。(店頭、FAX,、郵送でも可)