ひとり出版社「小さい書房」の本

5月20日のお昼過ぎから、「小さい書房」の安永則子さんが在廊してくださいました。いらしたお客様にお声がけくださり、『せかいいちのいちご』の制作のお話や他の絵本についてもお話くださいました。

『せかいいちのいちご』の色校の説明をする安永さん

デザイナーの印刷所へのリクエストが書き込まれた色校、読者には目にする機会のない貴重な資料です。

小さい書房は、2013年に安永則子さんが立ち上げたひとり出版社です。最初の本『青のない国』(風木一人/作 長友啓典 松 昭教/絵)を始め、「考えるきっかけになる本」を刊行しています。

本の企画を作家さんに提案して一緒に作品を作っていくという本作りも小さい出版社だからこそできるのだと思います。

今回原画展をさせていただいている『せかいいちのいちご』の作者、林 木林さん(文)、庄野ナホコさん(絵)のコンビによる他の2冊、『二番目の悪者』『まるがいいっ』も自分と向き合うきっかけとなる本です。並んでいる本を見て、「あっ! これも小さい書房の本だったのですね。」という声もよく聞かれます。

「ひとりで読んでも、子どもと読んでも」を目指す「小さい書房」の本は、一冊一冊、丁寧に作られた読み応えのある本ばかり。これからも注目していきたいです。

 

「小さい書房」の安永則子さんと

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