くすのき しげのり/作 たしろ ちさと/絵
廣済堂あかつき 本体1600円
朝がきて、ひとりで起きた男の子はじぶんで着替え,お部屋の窓のカーテンをあけて、
だれが いちばんに いうのかな?
「おはよう」って いうのかな。
最初に目が合ったのは、となりのおばあちゃん。「おはようございまーす!」
窓から見える町の光景、散歩するおじいちゃん、牛乳屋さん、犬の散歩をしているおねえさん、ネコ、スズメ、カメ・・・「おはよう」がつながって、町中に広がっていく。
ああ、きょうは どんな すてきな いちにちに なるのかな。
男の子がおかあさんと手をつなぎ、幼稚園に出かける道すがらもたくさんの人に会い、皆にっこり。にっこりがつながって、道中に広がっていく。
さあ、きょうは どんな たのしい いちにちに なるのかな。
こんなすがすがしい気持ちで一日をスタートできたら、いい一日になりそうですね。
「おはよう」と「にっこり」が広がっていく朝の町のようすを眺めながら、親子の会話も弾むことでしょう。
ネコやイヌ、スズメ、カメ・・・動物や鳥をさがすのも楽しいですよ。
見返しに描かれている「ぼくのまち」の地図を見ながら、男の子の幼稚園までの道やおじいちゃんの散歩のコースなどをさがしてみてね。
さあ、今日は「どんな いちにち」になることでしょう😀