7月22日(月)美ら島の風vol.2 〜はなはな平和への祈り〜
7月22日(月)猛暑の中、今年も与那国島生まれ横浜育ちの絵本セラピスト大川政代さんをお迎えして「美ら島の風vol.2〜はなはな平和への祈り〜」を開催しました。
昨年の夏、初めて開催し皆さんに大変好評で、次回も是非という声が多く、今年もお願いいたしました。この日は、夏休みということもあり、小学生、中学生、高校生も参加してくれました。
今回も大川さんのお兄さまが織った与那国島の綿と麻の伝統織物「ドゥタティ」を身につけ、自己紹介。10人兄弟姉妹の7番目。与那国島で生まれましたが、横浜で育ち、高校生の時に与那国島に戻られたそうです。
「沖縄と聞いて思い浮かべるものは?」との問いに、たくさん声が上がりました。
自己紹介の後は、恒例の「沖縄クイズ*今日からあなたも島人です!」で楽しく沖縄のことを知りました。
琉球王国だった歴史や文化、「先祖崇拝」と「自然崇拝」ご先祖さまを敬い自然ともに生きることを大切にしながら暮らしていることを話されました。
この日は、「はなはな平和への祈り」とのこと、沖縄の花々にまつわる歌やお話を通して平和への想いを伝えてくださいました。
沖縄の県の花デイゴが出てくる有名な「島唄」(宮沢和史/作詞・作曲)にも深い想いが込められているとのこと。
この日に読んでくださった絵本は、4冊
。
よぎまさゆき/さく キーステージ21
上村亮太/作 BL出版
斎藤隆介/作 滝平二郎/絵 岩崎書店
草場一壽/作 平安座資尚/絵 サンマーク出版
どれも、命のつながり、やさしさ、思いやり、平和への願いが込められた絵本です。
大川さんは4冊の絵本を通して、ご自身の言葉で平和への祈りのような想いを語ってくださいました。
絵本の合間に話された沖縄の「今」も、考えさせられるものでした。
「知ることが大切さ、知ることで私たちの意識も変わり、現状も変わっていくのではないでしょうか。」大川さんの言葉が胸に響きました。
大川さんが皆さんの心にまいてくださった小さなタネが、しっかり育っていくといいなって思います🌱
大川政代さん、参加くださった皆さん、ありがとうございました。
7月18日(木)平澤朋子さん『双子の星』(宮沢賢治・作 ミキハウス)絵本原画展、始まりました。
7月18日(木)、平澤朋子さんの『双子の星』絵本原画展が始まりました。
宮沢賢治/作 平澤朋子/絵 ミキハウス
チュンセ童子とポウセ童子の双子の星のお役目は、空の星めぐりの歌の合わせて銀笛を吹くこと。ところがある日、天空の星同士の争いに巻き込まれたり、彗星のたくらみで海底まで落ちてしまったり・・・。天空から海底までかけめぐる賢治童話初期の傑作を平澤朋子さんの力強く美しい原画でご堪能ください。
天空の深いブルーが美しく、じっと見ていると吸い込まれそうです。
『双子の星』は「ミキハウスの宮沢賢治絵本シリーズ」第40作目の作品で、昨年10月に刊行されました。今回、既刊の作品も合わせて40タイトルの絵本が並んでいます。皆様にとって新しい賢治の作品との出会いがありますように。
宮沢賢治の絵本シリーズが37年間で40作品を刊行されてきていることに敬意を表したいと思います。素晴らしい画家さんたちが、それぞれの想いを込めて描く宮沢賢治の世界は個性豊かで思わず手に取りたくなります。
そして、その中の一冊に、大田区出身の画家 平澤朋子さんの名前があることをたいへん嬉しく思います。
平澤朋子さんの渾身の作品『双子の星』の原画をたくさんの方に観ていただきたいです。
原画展は、8月4日(日)まで。皆様のお越しをお待ちしています。
7月7日(日)初夏のライアーコンサート
7月7日(日)、猛暑の中でしたが、ライアーアンサンブル 「アンジェリカ」の皆さんをお迎えして、ライアーコンサート を開催いたしました。
アンジェリカの宮坂麻里さんの「今日は七夕、出会いや願いとともにライアーの音色を楽しんでいただきたい。」とのご挨拶から始まりました。
♪ ライアーのための三重奏(W.シュナイダー) ♪パストラーレ ♪メロディ(ともにM.グロス)♪星とたんぽぽ(藤井喬) ♪わらべうた 夏 日本のうた
「音あそび」では、♪たなばた の曲に、参加者が思い思いの楽器を手にして、楽しく合奏しました。
後半は、♪ シーベックシーモア ♪おかみさんとのケンカ(ともにT.オカロラン)♪ G線上のアリア(J.S.バッハ)♪ 夏は来ぬ(小山作之助)
心に響くライアーの澄んだ音色を聴いているうちに、会場には涼しい風が吹き抜けたような気がしました。
ライアーは、100年ほど前にドイツのルドルフ・シュタイナーの思想に基づいてつくられた新しい楽器で、音楽療法としても使われているそうです。20年ほど前に「千と千尋の神隠し」のテーマソングの曲として注目されました。
ささやくような透明感のある音色を聴いていると、心が穏やかになっていくのを感じます。
ライアーアンサンブル 「アンジェリカ」の守山由美子さん、宮坂麻里さん、縄 香さん
いつも素敵な演奏をありがとうございます!
参加くださった皆さんもありがとうございました。
6月29日(土)ワークショップ「プリンちゃんのサンキャッチャー ♪クレヨンアートとセロファンで夏の窓辺かざりをつくろう♪」
6月29日(土)、『プリンちゃんのなつやすみ』(理論社)の作者 なかがわちひろさんとたかおゆうこさん をお迎えして、ワークショップ「プリンちゃんのサンキャッチャー ♪クレヨンアートとセロファンで夏の窓辺かざりをつくろう♪」を開催いたしました。
最初に『プリンちゃん』と『プリンちゃんのなつやすみ』を読んでくださいました。
その後、たかおゆうこさんがお手本として最初から最後まで作って見せてくださいました。
子どもたちの真剣な眼差し
最初に好きな色のプリンちゃんにお顔を描きます。
クッキングシートの上に好きなクレヨン3色をカッターなどで少し削ってパラパラと散らし、もう一枚のクッキングシートをかぶせて、低温のアイロンをあててクレヨンを溶かします。
ふしぎなマーブル模様を楽しみます。アイロンの熱が冷めたら、上のシートをそっとはがします。
プリンちゃんをマーブル模様の上に置き、イメージを膨らませます、セロファンを切り抜いて好きなものを作り、プリンちゃんの周りにそっと置いていきます。その上から、手貼りのラミネートをし、丸く切り抜きます。
穴あけパンチで、穴を開け、糸を通して吊るして完成!
たかおゆうこさん からプレゼントのクリスタル玉もつけました✨
皆さんの作品を窓に飾りました。セロファンからの光がとっても綺麗✨
なかがわさんが一人一人の作品を紹介しながら手渡します。
最後に皆で記念写真を撮り、ワークショップは終了しました。
にこやかなサイン会
プリンちゃんのサンキャッチャー越しに見えるなかがわちひろ さんとたかおゆうこさん
カッターでクレヨンを削り、アイロンを使う、セロファンを切り抜き、穴を開ける、糸を結ぶ・・・普段なかなかできない貴重な体験に挑戦しました。
「アイロンでクレヨンを溶かしてできた模様が面白かった〜」という子どもたちの声。
2時間半、集中して頑張りました。笑顔のプリンちゃんのサンキャッチャーが、光を浴びて輝いていました。
皆さんのおうちの夏の窓辺を飾ってくれることでしょう。
なかがわちひろさん、たかおゆうこさん、理論社さん、ありがとうございました。
そして、参加のお子さんたち、よく頑張りました!
『プリンちゃんのなつやすみ』原画展は、7月14日(日)まで。
皆様のお越しをお待ちしています。
6月27日(木)『プリンちゃんのなつやすみ』(なかがわちひろ・ぶん たかおゆうこ・え)絵本原画展が始まりました。
6月27日(木)、たかおゆうこさん の『プリンちゃんのなつやすみ』(なかがわちひろ・ぶん 理論社)絵本原画展が始まりました。
おかしの国のプリンちゃん、家族みんなで海にお出かけします。おさとうの砂浜、ソーダの海、お弁当の中身ももちろんお菓子。おかしの国の花火って?
ソーダの海! シュワシュワしていて、気持ち良さそう〜 思わず飛び込みたい!
スイカの浮き輪も素敵!
鮮やかな海と空の青、トロピカルな色彩にティールームは一気に夏になりました!
子どもたちの憧れがいっぱいつまったプリンちゃんの夏休み。
『プリンちゃんのなつやすみ』は可愛いサイン本です。たかおゆうこさん の著作本もたくさん並んでいます。
文章を書かれたなかがわちひろさんの著作本もたくさん!
6月29日(土)のワークショップで作る「プリンちゃんのサンキャッチャー」も窓辺で気持ち良さそうに揺れています。
原画展は、7月14日(日)まで。
可愛いプリンちゃんに会いにきてくださいね。お待ちしています♪
6月16日(日)大桃洋祐さんギャラリートーク
6月16日(日)、『ハムおじさん』(徳間書店)の作者 大桃洋祐さんをお迎えして、ギャラリートークを開催いたしました。大桃さんのファンの方で、会場は賑わいました。
数々の受賞歴を誇る人気アニメーション作家、イラストレーターから絵本作家にもなられた大桃さんの作品の歩みと絵本の制作についてお話をお聞きしました。
絵本とは大学院の卒業制作でアニメーションをつくっていた時に資料として出会い、とくにチェコの絵本がお気に入りだったそうです。『ガンピーさんのふなあそび』『はるなつあきふゆ』などの初期のバーニンガムの作品や「マドレーヌ」シリーズのベーメルマンスの作品も好きでした。
自由奔放な絵に惹かれ、写実的ではない方向性の絵を描きたいと思ったそうです。
大桃さんの作品集「ぼくの街においでよ」(2018年)「君がベッドで眠るころ」(2020年)「どこかで鈴の音がする」(2022年)「Good Neighbor」(2022年)「DANCE LESSON」(2021年)「Oops」(2022年)「BOOKS」(2022年)「Swim in BLUE POOL」(2023年)「クリスマスの子どもたち」(2023年)を紹介しながら、大桃さんの作品の歩みをお話しくださいました。街やそこで暮らす人々、本や本のある空間、自然、クリスマスなどモチーフも様々です。
これらの作品の中で2020年11月に初めての絵本『ぼくらのまちにおいでよ』(小学館)が刊行されました。街の生活がテーマとなりました。2冊目の絵本は、2021年10月にでた『ハムおじさん』(徳間書店)。アニメーション作家であることを表現したいと思ったそうです。
徳間書店の編集者 高尾健士さんは大桃さんのアニメーションの「GOKIGEN」シリーズの「スープが美味しく出来た人」を見て、小さな動きにもユーモラスがあり、日常の中におきた小さな出来事のおかしさが表現されているのがいいなと思いました。
丸々とした人を描くのが好きだった大桃さんに、「おじさんの絵本はどうでしょう」と声をかけました。大桃さんもおじさんの魅力的で面白いポーズを描きたいと思い、「異時同図絵」同じ場面に異なる瞬間の絵を描く手法を使うことにしました。アニメーション作家の大桃さんならではの描き方です。
実際のハムおじさんの作画の映像を見せていただきました。アクリルガッシュで色をつけ、色鉛筆でハムおじさんにヒゲや目が描き加えられていく様子に、皆さんからはため息が!
今回の展示でチャレンジしてくださったリソグラフ作品についてのお話もお聞きしました。
フランスの童話「ペール・カストール」シリーズなどの多色刷り版が味があっていいなと思い、チェレンジしました。今回は4色を使い、色ごとに版をつくりました。印刷した状態で完成とする。ちょっとしたズレ、ズレたところの色が面白いと大桃さん。今回は「雨と子ども」をテーマに5つの作品を作ってくださいました。どれも色鮮やかで雨の日が楽しくなる作品ばかりです。
カラフルな作品たち
お話の後は、サイン会。
ピンクのうまのサコッシュにもサインを!
作品集ごとに異なる絵を描いてくださいました。
サインを描く様子をじっと見つめる女の子
高尾さん(左)大桃さん(中)種村(右)
大桃さんの原画を見ていると、おしゃれで素敵なだけでなくあたたかい視線を感じます。愉快な気持ちになってきます。大桃さんご自身の自然体で飾らないお人柄がにじみ出てくるのでしょう。今回、大桃さんのお話を伺い、そのことを実感いたしました。
大桃さんのたくさんの素敵な作品集を拝見すると、このテーマの絵本が見てみたい!という絵本のタネがいっぱいあります。絵本を含めてこれからの作品がとっても楽しみです。
大桃洋祐さん、徳間書店の高尾健士さん、ご参加くださった皆さん、ありがとうございました。
原画展は、6月23日(日)まで。
皆様のお越しをお待ちしています。
6月8日(土)第72回コガモ句会
6月8日(土)の夜、俳人の土肥あき子をお迎えして第72回コガモ句会を開催しました。
兼題は【あめんぼう・水馬】
あめんぼうは比較的どこにでも見られる昆虫です。水の上を自在に滑る軽やかな姿を詠んでみましょう。(土肥あき子さんより)
高点句は、
木もれ日へ蹴って光にあめんぼう 教子
あめんぼう生まれたところ浮くところ 克義
あめんぼの水輪と水輪触れ合へる あき子
しろがねの水面に黒き水馬 久美子
水底の影を随へあめんぼう 幸江
この日の席題は【夏至】
太陽が夏至点を通過し、北半球では一年で昼がもっとも長く、夜がもっとも短くなる夏至。夜が長い冬至と比べると、昼間には4時間以上もの時間差が生まれます。太陽の物語として捉えたり、自分の生活に影響している様子を詠んでみましょう。(土肥あき子さんより)
高点句は、
読書人あたり白白明けて夏至 千枝子
足を下げ巨石に座る夏至の日や 幸江
夏至の句は、どの句も共感できる句ばかりでみごとに点が割れました。
次回のコガモ句会は、2024年8月3日(土)18:00〜19:30です。
兼題は、【桐一葉】
毎回、季節を感じさせるお着物で句会を彩ってくださる土肥あき子さん、この日も紫陽花カラーがよくお似合いでした。
コガモの投句も受け付けています。「当季雑詠」、その季節の句であれば何でも大丈夫です。締め切りは2024年8月3日(土)、直接お持ちいただくか、FAXまたは郵送でお願いいたします。
季節の移ろいを感じながら、日々の暮らしを彩る俳句。皆さんと一緒に楽しんでみませんか。ご参加をお待ちしています。
6月6日(木)大桃洋祐さん『ハムおじさん』絵本原画展が始まりました。
6月6日(木)、大桃洋祐さんの『ハムおじさん』(徳間書店)絵本原画展が始まりました。
大桃洋祐/ぶん・え 徳間書店
明るくおしゃれな表紙の丸々とした紳士を見ただけで、なんだか楽しそうとワクワクしませんか? 2021年に刊行された『ハムおじさん』、アニメーション作家でもある大桃洋祐さんならではの伸びやかな線と独特の色使いは、子どもだけでなく大人の心をも明るく開放させてくれます。
何があっても優雅にティータイムをを楽しむハムおじさん
リズムがあって絵本そのものが動き出す感覚になります。
『ハムおじさん』(徳間書店)、『ぼくらのまちにおいでよ』(小学館)ともにサイン入り!
大桃さんの作品集(私家本)は貴重です!お見逃しなく。
「雨と子ども」がテーマのリソグラフ作品5点、ポストカード(30種類)、サコッシュ、トートバッグなど、素敵な作品がいっぱい!
「雨と子ども」のリソグラフ作品を見ていると、雨の日がなんだか楽しそう〜 これからの梅雨の日も明るく乗り切れそうですよ!
大桃さんの作品を見ていると、おしゃれななかにもあたたかさを感じます。大桃さんのお人柄でしょうか。
原画展は6月23日(日)まで。
皆様のお越しをお待ちしています。
6月2日(日)いせひでこさん『ピアノ』絵本原画展、終了いたしました。
6月2日(日)、いせひでこさん の『ピアノ』(偕成社)絵本原画展が終了いたしました。
雨だけでなく雷鳴も聞こえる悪天候の中、「もう一度見にきました」というお客様もいらして、本当にありがたいことと感謝の気持ちでいっぱいになりました。
緑の香りに包まれ、ピアノの旋律が聴こえてくるような素敵な5月を過ごすことができました。
NHKラジオ深夜便のいせさんのインタビューのアーカイブ放送の最後に当店の原画展のことも告知してくださったおかげでたくさんの方がお越しくださいました。
絵本の中ののんちゃんが抱えている赤いトイピアノ。『ねえ、しってる?』(岩崎書店)の作者かさいしんぺいさんが持ってきてくださり、最終日まで展示させていただきました。
最終日、おじいさんの黒いピアノとのんちゃんの赤いピアノが静かに皆様をお見送りしました。
見にいらした方にも様々なドラマがあり、心動かされる日々でした。
いせひでこさん 、偕成社さん、お越しくださった皆さん、ありがとうございました。
6月1日(土)第10回 語りの会
6月1日(土)の夜、翻訳家でストーリーテラーである多賀京子さんをお迎えして第10回語りの会を開催いたしました。
前半は、「赤んぼうになったおばあさん」(『かもとりごんべえ』岩波少年文庫)、「アリョーヌシカとイワーヌシカ」(『まほうの馬』岩波書店)、「魔法使いのチョコレート・ケーキ」(『魔法使いのチョコレート・ケーキ マーガレット・マーヒーお話集』福音館書店)
合い間に詩の朗読もありました。
「かに」(まど・みちお詩集『だいすきまどさん』理論社)「五月」(『志樹逸馬詩集』亜紀書房)「わが愛するチャップリンが」(『ほほえみにはほほえみ』川崎洋、童話屋)
「詩ならではの言葉」が面白いといつも詩は2回ずつ繰り返して読んでくださいます。
2回目に聞くと、言葉がじわっとしみこんでくるような気がします。
後半のお話は、「ノロウェイ の黒ウシ」(『イギリスとアイルランドの昔話』福音館書店)。呪いがかけられた黒ウシと娘との不思議な恋の話です。多賀さんのしっとりとして落ち着いた語りが私たちを昔話の世界へいざなってくれました。最後は、呪いが解けた王子と娘が結ばれるのですが、話が終わっても皆さんしばらく余韻にひたり静かな時間が流れました。
日本、ロシア、イギリス・・・様々な国の昔話を楽しむことができた贅沢で豊かなひと時でした。
多賀京子さん、参加くださった皆さん、ありがとうございました。