山本けんぞう/文 いせひでこ/絵 平凡社
9月21日(木)定員に達しました。ありがとうございました。
キャンセル待ちで受け付けます。
目をつむれば、あの路がある。
きみがぼくを見ている。
ぼくは歩きつづける。
孤独な少年と三本足の犬との出会いと別れ。
詩人でジャーナリスト 山本けんぞうさんの美しい文章と、画家 いせひでこさんの透明感あふれる水彩画が奏でる魂の絆の物語。
◆山本けんぞう
詩人、ジャーナリスト。1960年、東京生まれ。東京大学法学部卒業。
84年、NHK入局。テヘラン特派員、プノンペン特派員、パリ特派員を経て、2004年に退局し独立。以後、フランス、カンボジアなどを旅し、著作・取材活動に入る。
主著に、ルポルタージュ『右傾化に魅せられた人々』、創作『バグダッドのモモ』、小説『きみは金色の雨になる』などがある。絵本としては、『あの路』がデビュー作になる。
現在は、カンボジアの地雷原で、綿花やオーガニック農法で栽培し、手紡ぎ手織りなどの伝統手工芸の復興を支援するNPOを立ち上げ、活動中。
◆いせひでこ (伊勢英子)
画家、絵本作家。13歳まで北海道で育つ。東京藝術大学卒業。
創作童話『マキちゃんのえにっき』で野間児童文芸新人賞を受賞したのをはじめ、絵本にっぽん賞、産経児童出版文化賞美術賞、講談社出版文化賞絵本賞など受賞作多数。
絵本の代表作に、『ルリユールおじさん』『1000の風 1000のチェロ』『絵描き』『大きな木のような人』『あの路』『にいさん』『チェロの木』『最初の質問』『幼い子は微笑む』『ねえ、しってる?』『けんちゃんのもみの木』『たぬき』 など。
単行本・エッセイに『カルザスへの旅』『ふたりのゴッホ』『旅する絵描き』『七つめの絵の具』『こぶしのなかの宇宙』『グレイのものがたり』『見えない蝶をさがして』『グレイがまってるから』など多数。
2011年の東日本大震災後に、子どもたちの未来に祈りをこめて、植物の種の芽吹きにいのちを託した『木のあかちゃんズ』を緊急出版、『わたしの木、こころの木』には宮城県亘理吉田浜のクロマツ、庭のたぬ木の物語を描いている。