11月22日(土)、あずみ虫さんをお迎えし、中庭を開放してギャラリートーク を開催いたしました。
20歳頃から星野道夫さんが好きだったあずみ虫さんは、いつかアラスカに行ってみたいと思っていました。絵本の仕事をするようになり、野生動物の絵本を描きたい、そのためにはアラスカに行ってみたいと思い、まず3ヶ月間滞在したそうです。素晴らしい体験だったとあずみ虫さん。
カナダに行った時に野生のホッキョクグマの親子に会うことができ、母グマに甘える子グマが愛らしく、この親子のことを絵本にしたいと思って作られたのが『ホッキョクグマのプック』でした。
童心社
生まれてたったの2週間で親離れをしなくてはならないタテゴトアザラシのあかちゃんが、広い世界に出て懸命に危機を乗り越えて成長していく姿を描いたのが『アザラシのアニュー』。
童心社
ここで、『よあけのはこ』の語りの「ボブ・サムさん」タイムに!
アラスカのシトカに住むアラスカ先住民クリンギット族の語り部、ボブ・サムさんと電話を通してお話を聞くことができました。
星野道夫さんのトーテンポールとボブ・サムさん
「好きな食べ物は?」「星野道夫さんとの思い出は?」「この話を選んだ理由は?」など参加者の皆さんからの質問に丁寧に答えてくださいました。
あすなろ書房
たくさんあるアラスカの昔話の中から「よあけのはこ」(『Box of Daylight』)の話を選んだ理由は、世界創生の美しい話で、自然のことを伝えてくれる話だからと語られました。
ボブ・サムさんは、シトカに住み、先住民族の人たちが眠るお墓や森を守っていらっしゃいます。
参加者の皆さんは、思いがけないボブさんのお声に大感激! 大きな拍手で「ありがとう〜」を伝えました。
この後、あずみ虫さんはアラスカの自然や暮らしのこと、地球温暖化など気候変動が及ぼす環境問題などにも触れられました。
そして、絵本ができるまでの実演も!
アルミ板をハサミで切り出します。下描きはせず、偶然性を大切にしています。この日、あずみ虫さんのハサミが切り出したのは「ワタリガラス」でした。
着彩したアルミパーツを一つひとつスキャンしデータ化して、パソコンでレイアウトします。パーツのサイズはデジタルで変更しているので実際のサイズ比とは異なるそうで、原画と絵本とではバランスが異なっていることを、絵本のページと並べて説明してくださいました。
トークの後のサイン会。
似顔絵付きのサインに皆さん大喜び!
「あずみ虫」という名前は、師事した安西水丸さんがつけてくださったそうです。可愛らしい虫さんですね。
あずみ虫さん、あすなろ書房さん、童心社さん、参加くださった皆さん、ありがとうございました。











