3月7日(木)さとうゆうすけさん原画展 〜『夜の妖精フローリー』『小学館世界J文学館 グリム昔話集[初版]』〜
3月7日(木)、さとうゆうすけさんの『夜の妖精フローリー』(Gakken)『小学館世界J文学館 グリム昔話集[初版]』の原画展が始まりました。
ローラ・エイミー・シュリッツ/作 日当陽子/訳 さとうゆうすけ/絵 Gakken
ヤーコブ・グリム、ヴィルヘルム・グリム 吉原高志、吉原素子/訳 さとうゆうすけ/絵 小学館
繊細で美しいさとうさんの原画が、並んでいます。
原画ならでは発見もありますよ!
作品にちなんだモビールが楽しそうに揺れています。(販売しています)
グリム昔話集の原画も見応えがあります。
『夜の妖精フローリー』『こねこのウィンクルとクリスマスツリー』(福音館書店)はこだわりのサイン入りです。フローリー、スカッグル、こねこのウィンクル、可愛いですよ💖
『ノロウェイ の黒牛』(BL出版)には、サイン入りカードが入っています💕
『夜の妖精フローリー』ができるまでの制作ファイルは、たくさんのラフを見ることができます。フローリーのサイズや巨人(ニンゲン)の庭の見取り図など注目です!
心血を注がれた作品であることがよくわかります。
今回、額絵も展示販売しています。
「スノードロップ」「キノコ」「花輪」どれも素敵な妖精たちを描き下ろしてくださいました。
原画展のDM
ある晩、美しい羽をもがれ、巨人(ニンゲン)の庭に落ちた夜の妖精フローリー。
悲しみの中、目にした昼間の世界は胸がドキドキするほど美しいものでした。
「いまから、わたしは昼の妖精になるわ」
まっすぐな心で、世界を生きぬき、自分の居場所を見つける妖精の物語を、さとうゆうすけさんの繊細で美しい原画でお楽しみください。
原画展は、3月24日(日)まで。
さとうさんの在廊日が決まりましたら、お知らせいたします。
3月3日(日)「ぴよちゃん えほん」原画展、終了いたしました。
世界中の子どもたちに愛されてきたいりやまさとしさんの「ぴよちゃん」シリーズ(Gakken)の原画展、3月3日(日)に無事に終了いたしました。
最終日も、たくさんの親子連れで賑わいました。
「懐かしい〜」と言って、原画の前で思わず声が出た中学生の女の子。小さい時になんども読んでもらったのでしょうね。
似顔絵入りのサインに、皆さん大喜び💖
いりやまさんは、地元の作家さんなので、たびたび自転車で駆けつけ在廊してくださいました。
時には、ギターの演奏をしてくださったり、ウクレレを弾いてくださったり、和やかな時間が流れていました。優しく温かいぴよちゃんの世界そのままでした。
20年間シリーズで皆さんに愛され続けている絵本、すごいことだと思います。これからも子どもたちにとって友だちのような存在の絵本でありますように!
いりやまさとしさん 、Gakkenさん、お越し下さった皆さん、ありがとうございました。
2月10日(土)第70回コガモ句会
2月10日(土)の夜、俳人の土肥あき子さんをお迎えして、第70回コガモ句会が開催されました。
兼題は【薄氷】
ごく薄く張り、昼頃には解けてしまう氷のこと。2月は寒さ極まる頃だが、暦の上では立春を過ぎれば春なので、積極的に春めいたものを探して一句を詠んでみましょう。(土肥あき子さんより)
高点句は、
薄氷に捕らわれている木の葉かな 有希
薄氷の端から水になりたがる あき子
薄氷や番の鳥の煌めきて 千枝子
薄氷のかざして見れば陽の涙 末子
この日の席題は【余寒】
二月の気温は一年で最も低い。それでも立春後の寒さということで「余分」の「余」が使われる。語幹の鋭さも印象的。厳しい寒さであっても、もうすぐ春らしい陽気になることの確信もある。(土肥あき子さんの資料より)
高点句は、
ファスナーの噛みつく服に余寒あり 幸江
皿に皿重ね合はせる余寒かな 千枝子
約束を延ばしては待つ余寒かな 花美
この季節にぴったりの季語。思いもかけない瞬間なのですが、なるほどと共感の声が上がりました。
次回のコガモ句会は、2024年4月20日(土)18:00〜19:30です。
兼題は、【蝶】蝶々、紋白蝶、初蝶
コガモの投句も受け付けています。「当季雑詠」、その季節の句であれば何でも大丈夫です。締め切りは2024年4月20日(土)、直接お持ちいただくか、FAXまたは郵送でお願いいたします。
季節の移ろいを感じながら、日々の暮らしを彩る俳句。皆さんと一緒に楽しんでみませんか。ご参加をお待ちしています。
2月10日(土)いりやま さとしさん スペシャルイベント
2月10日(土)の午後、「ぴよちゃんえほん」シリーズの作者いりやま さとしさんをお迎えして、スペシャルイベントが開催されました。
赤ちゃんから大人まで、たくさんの方が参加くださいました。すると・・・
なんと! 動くぴよちゃんが登場したのです🐥 小さいお子さんはびっくり!
そして、うごくしかけ絵本『まねっこ おかお』をいりやまさんのギターの伴奏に合わせてみんなで歌いながら楽しみました♪
この日のために駆けつけてくださったお姉さんたち、みなさんの前で歌ってくれました。
次に、いりやまさんがぴよちゃんの絵をどのように描いているのかを実演してくださいました。
ステンシルの画法でパステルをたたいていきます。だんだん現れてくるぴよちゃんの姿に、「わぁ〜」と驚きの声が!
色鉛筆で目を描き・・・
ぴよちゃんの完成!
可愛らしいぴよちゃんは、このようにして生まれてくるのですね。
次は、ハートのフェルトにシールやビーズを貼ったり、クレヨンで絵を描いたりしてアクセサリーを作りました。
皆さん、どれも素敵✨
もうすぐバレンタインなので、大切な人への贈り物になりますね💖
最後は、ぴよちゃんと一緒にサイン会。
ぴよちゃんに四葉のクローバーを食べさせたり、記念撮影をしたりして楽しみました。
赤ちゃんの頃から親しんできたぴよちゃんを間近に感じながら、一緒に歌を歌ったり、工作をしたりして楽しいひとときを過ごしました。
いりやまさとしさん、Gakkenの皆さん、ありがとうございました。
参加くださった皆さんもありがとうございました。これからもぴよちゃんと仲良く遊んでくださいね🐥
2月8日(木)いりやま さとしさん「ぴよちゃん」原画展が始まりました。
2月8日(木)〜3月3日(日)まで、地元の絵本作家 いりやま さとしさんの「ぴよちゃん」原画展を開催いたします。
ティール・グリーンのティールームは、一気に春めいております。
世界中に愛されている「ぴよちゃん えほん」シリーズ(Gakken)。
2003年に誕生して昨年2023年に20周年を迎えました。昨年から20周年を記念した原画展が各地で解されていましたが、今回、作者のいりやまさとしさん の地元の当店で原画展をさせていただきます。『ぴよちゃんの おともだち』を中心に原画を展示しています。
いりやまさとし/さく・え Gakken
「ぴよちゃんえほん」シリーズは、やさしいパステルタッチの絵が人気のファーストブックです。
開店直後にいらした親子連れさんも「おうちにある絵本だね〜」と2歳くらいの女の子に声かけながら原画を楽しんでいらっしゃいました。幼いお子さんたちにとっては馴染みの深い絵本、キャラクターなのですね。
記念すべき20周年に刊行された最新刊の『ぴよちゃんの おたんじょうび』の原画も展示されています。
ぴよちゃんと仲良しのかるがもの女の子ガーコちゃん。
「ぴよちゃんえほん」シリーズの絵本がたくさん並んでいます。お気に入りの絵本に出会えるといいですね💖
好奇心旺盛で純真無垢なひよこの「ぴよちゃん」は小さな子どもそのもの。ぴよちゃんがともだちと出会ったり、迷子になったり、妹ができたり・・・などと実際の暮らしの中で体験することをやさしくやわらかい絵で描いています。子どもたちも共感しながらぴよちゃんの世界に入っていくのでしょう。だからこそ、20年間にわたり皆さんに愛されているのですね。
丁寧に描かれた原画を見ているといりやまさんの誠実さ、温かさが伝わってきます。ぜひ間近でご覧になってくださいね。
皆様のお越しをお待ちしています🦆💕
*2月10日(土)のいりやま さとしさんのスペシャルイベントは定員に達してしまいましたが、15時からのサイン会はどなたでも大歓迎です! お待ちしています!
2月4日(日)想造工房展、終了いたしました。
想造工房さんの「どんなかな、こんなかな木工展」、好評のため会期を延長しましたが、2月4日(日)に終了いたしました。
今年もたくさんの方に喜んでいただきました。時計や、オーナメント、モビール、ハンペルマンなど木工展ならではの作品をそれぞれの家に迎えていただき、嬉しいことでした。
ハンペルマンの子ぎつねは赤い手ぶくろを買ったので、元気よくお家に帰りました。
桃のお節句のお雛様はもう少しティール・グリーンで、皆様をお迎えしてくれます。
たくさんの素敵な作品を揃えてくださった想造工房の奥田守保さん、オクダチズさん、ありがとうございました。
お越し下さった皆さん、ありがとうございました。
1月11日(木)想造工房「どんなかな、こんなかな木工展」が始まりました。
1月11日(木)より。兵庫県伊丹市の木の家具と絵の工房「想造工房」の木工展が始まりました。
今年も、温もりのある素敵な作品たちが届きました。
風景の時計
ブックエンド・ペントレー
まめ皿
かわいいハンペルマンたち
初参加のモビールたち
「月の夜」にはどんな物語が秘められているのでしょうか?
「雨降りの少女」雨のしずくが振り子になっています。
ハンペルマンで人気の子たちが「おなかとけい」となって登場!
「木の家」や「ブローチ」もたくさん並んでいます。
木の香りに包まれた店内で、五感を通してお楽しみください!
会期は、1月28日(日)まで。
皆様のお越しをお待ちしています。
絵本『おせち』(こどものとも年中向き 2024年1月号)
お正月といえば、おせち料理。
以前から、おせちを作るのが好きで、自己流に作っていましたが、年末に届いた福音館書店の月刊誌『おせち』(こどものとも年中向き1月号)を見て、思わず「美味しそう!」。孫たちのためにもちゃんと作り、おせち料理に込められた「願い」を伝えたいと思い、奮起しました。
一の重は、今までも作っていたので、馴染みのあるものばかりでしたが、ニの重の海老や松風焼きは初挑戦でした。三の重は今まで筑前煮だったのをお煮しめに。里芋を六方むきにしたり、椎茸を亀甲に切ったり、人参をねじり梅に切ったりといつもよりちょっとおしゃれになりました。
伊達巻がちょっと焦げてしまったのが残念でしたが・・・絵本に近いおせちになったのではないでしょうか?
年神様をお迎えし、1年の豊作と家族の安全を祈願しながらいただくおせち、大切にしたい日本の風習であり、食文化ですね。
2024年が始まりました。
2024年が始まりました。
年明け早々の能登半島地震や羽田空港の事故では、流れてくる映像に言葉もありませんでした。
被災された皆様には、心よりお見舞い申し上げます。
1日でも早く穏やかな日常が訪れますようにお祈りいたします。
そして、自分に何ができるかを考えながら、前向きに過ごしてまいりたいと思います。
1月より、定休日が【月・火・水曜日】になります。ご不便をおかけいたしますが、体調を整えながら細く長く続けてまいりたいと存じます。
今年もどうぞ宜しくお願いいたします。
12月23日(土)みやこしあきこさんギャラリートーク&サイン会
12月23日(土)の午後、『ちいさなトガリネズミ』の作者 みやこしあきこさんをお迎えしてギャラリートークを開催しました。
長野県に移住されたみやこしさん、元仕立屋さんだった部屋をアトリエにして創作活動をしている様子を画像で見せてくださいました。センスの良い素敵なアトリエに皆さんうっとり!
信濃毎日新聞に月に1回掲載されている朴沙羅さんのエッセイ「思索のノート ヘルシンキ多様性日記」に挿絵を描かれているのですが、その絵をいくつか見せていただきました。挿絵はみやこしさんに任されているそうで、素敵なタブローばかりです。
みやこしさんは普段の生活で目にした印象的な風景や心が動いた瞬間の絵を描きとめており、絵からお話が広がっていって絵本になったり、絵と絵が繋ぎあわさって絵本になることもあるそうです。
トガリネズミもそんな1枚の絵から広がったお話なのだそうです。
2008年にドイツで暮らしていた時に仲良くなった友人を、南ドイツに訪ねて行き、森を散歩していた時にトガリネズミのなきがらと出会いました。その繊細で美しい毛並みが心に残り、のちに傘を持つトガリネズミの絵を描きました。それ以来、このひとはどんな暮らしを送っているのだろうなどキャラクターが育っていったのだそうです。
その後、福音館書店の「母の友」で「ちっちゃなごはん会」という短い童話になり、さらに昨年11月に偕成社から3話のお話が入った『ちいさなトガリネズミ』として刊行されました。長い時間をかけて熟成されたお話だったのです。
画材や画法についてもお話ししてくださいました。最初、ビンテージ感を出したくてリトグラフで描き始めたのですが、途中でリトグラフができない環境になったこともあり、水彩と木炭の描き方に落ち着きました。
水彩に木炭の絵(左)とリトグラフの絵(右)
そして、判型、窓枠の空いたカバー、カラーとモノクロのページなど、こだわりをもった絵童話となりました。いつもとちがうことをやってみようという編集者さんとデザイナーさんとの連携も素敵です。とってもこだわっているのに「さりげない本にして、この世界を差し出したい」というみやこしさんの言葉が印象的でした。
今回のクリスマスカバー版も、シックでさりげなくとても素敵ですよね。2冊目、3冊目を購入される方もいらっしゃいました。
クリスマスカバー版
これからの作品のことをお聞きしたり、皆さんからのたくさんの質問にも丁寧に答えてくださいました。
トークの後はサイン会。
限られた時間でしたが、ギリギリまで一人一人、お話ししながらサインを描いてくださいました!
みやこしさんの絵本創りのお話を伺っていると、1冊1冊、時間をかけて丁寧に創られていることがよくわかります。だからこそ、静かでさりげない本なのに、匂いや音や空気感まで伝わってくるのがすごいなっていつも思います。
これからも、自然豊かな長野県での暮らしからどんなお話が生まれてくるのか、とっても楽しみです。
最後に慌てて記念撮影をしていただきました。
雪が降ってきたようなおしゃれで素敵なワンピースがよくお似合いのみやこしあきこさん。
原画展は、12月25日(月)で終了いたしました。
2023年の当店の営業も25日まででした。
トガリネズミさんのおかげで、ティール・グリーンも「うん、いいとしだった」。
みやこしあきこさん、偕成社さん、そしてお越しくださった皆さん、心よりありがとうございました。
2023年も皆さんの応援のおかげで、なんとか無事に過ごすことができました。ありがとうございました。
皆さん、健やかに良い年をお迎えください。
*新年は、1月11日(木)から営業いたします。
*2024年から、定休日が月・火・水曜日の3日間になります。ご注意ください。
どうぞ宜しくお願いいたします。