3月15日(水)前田まゆみさん『オーリキュラと庭のはなし』(アリス館)絵本原画展が始まりました。
3月15日(水)より前田まゆみさんの『オーリキュラと庭のはなし』(アリス館)絵本原画展が始まりました。
前田まゆみ・作 アリス館 定価1,650円
静かな農園で育てられた美しくわがままなプリムラ・オーリキュラ。大切に育てられたのですが、心の中では、「どこかへいきたいな。ここじゃないどこかへ」と思っていました。
やがて、町のお花屋さんにおかれ、古い家に住むおばあさんの小さな庭に植えられます。そこでオーリキュラは様々な出会いと別れを体験し、成長していきます。オーリキュラが最後に感じた幸せとは・・・
奥深いお話を前田まゆみさんのやわらかく美しい原画が彩ります。
↓『オーリキュラと庭のはなし』の作品紹介の動画です。
『オーリキュラと庭のはなし』の他、前田まゆみさんの著作がたくさん並んでいます。
最新刊の『えほん 般若心経』(春秋社)も入荷しています。
前田まゆみ/著 春秋社
有名なお経「般若心経」をやさしい言葉と美しい絵で綴った絵本です。
もとは、前田さんが88歳のお母様のために作られた絵本とのことですが、「空(くう)」の思想をわかりやすく説き、私たちも「般若心経」を身近に感じることでしょう。英訳も付いています。
素敵なサイン入りです。
前田まゆみさんのポストカードもたくさん!
会期は4月9日(日)まで。
前田まゆみさんは京都在住ですが、今回3月25日(土)トークイベントをしてくださいます。
14:00〜15:30、17:00〜18:30は予約者のみのトークイベントですが、
15:30〜1630までのサイン会はどなたでも参加できます。お待ちしています!
皆様のお越しをお待ちしています。
2月26日(日)よしだるみさんギャラリートーク&サイン会
2月26日(日)、『ぼくのそりあそび』絵本原画展の最終日、作者のよしだるみさんをお招きしてギャラリートーク&サイン会が開催されました。
まずは自己紹介から。
よしだるみさんは、絵本作家、画家であり、実は中国武術の先生なのです。10歳から続けているカンフー。だから姿勢もいいし、身のこなしも機敏なのですね。
2012年に京都へ移住したのを機に、ご主人からプレゼントされたクレパスで再び絵を描き始めたことなどをお話くださいました。描きためた絵の個展で絵本作家の道が開けたそうです。
当店も含めいろんなご縁が繋がり、『あめあがりのしゃぼんだま』(ちいさなかがくのとも 2019年6月号 福音館書店)、『いつかはぼくも』をはじめとする「よしだるみのどうぶつのかぞく絵本シリーズ」(国土社)などの絵本が刊行されました。
「『いつかはぼくも』はお父さんの絵本なんですよ。」とるみさん。『いつもいっしょ』は子どもだけでなく高齢者の方にも人気なんだそうです。
『ぼくのそりすべり』はびわ湖バレイスキー場に取材に行ったそうです。
実際にそりすべりを体験したり、滑っている親子をスケッチしました。
るみさんのお話で印象的だったのが、そりすべりの練習のシーンのところのお話です。子どもがやりたいということを最初は一緒にやり、途中はほっといてくれて、ゴールはしっかり受け止めてあげてほしいという言葉。子どもがどうしたらそりすべりを上手にできるのか何度もチャレンジしているシーンには、作家さんのそんな思いが描かれていたのです。
画材のクレヨンのお話もしてくださいました。実際のクレヨンを見せてくださり、板に描く様子も見せてくださいました。今回、白のクレヨンを100本注文し、70〜80本ほど使ったそうです。
るみさんは、大学時代に『ゲド戦記』などの翻訳者の清水真砂子さんに学んだそうで、最初の授業で清水先生ご自身が好きな絵本『はなをくんくん』を読んでくださったのが心に残っているそうです。好きな絵本があり、その時間を共有できたことが嬉しかったと話されました。
そして、初めてのエッセイ集『ルルオンザルーフ』(エディション・エフ)のお話もしてくださいました。
京都に移住してからずっと書いていらしたブログがエッセイ集としてでました。日々の暮らしの中で感じたこと、自然や生きものへの思い、大切な人との思い出が素直に綴られています。ピュアな言葉に心がふるえ、切なくなるほどです。
これからもいつもの暮らしの中から見える世界を描いていきたいと話されました。
トークの後の質問コーナーで、カンフーの型を見せてくださいました。一瞬のことでしたが、皆さんから拍手が!
サイン会では、一人一人に丁寧にお話ししながらサインしてくださいました。
「どうぶつのかぞく」シリーズからファンの親子さん、目の前でサインしていただくことができました。よかったね!
笑顔が素敵なよしだるみさん
今回は、お忙しい中を京都からお越しくださり、3日間も在廊してくださいました。
よしだるみ さん、福音館書店さん、お越しくださった皆さん、ありがとうございました。
第64回コガモ句会
2月18日(土)の夜、俳人の土肥あき子さんをお迎えして第64回コガモ句会を開催しました。
この日は、寒さも緩み春が近いことを感じさせる陽気でした。
兼題は、【蕗の薹】。
実際の蕗の薹を探された方もいらして、近所の公園など身近な所に自生しているようです。
高点句は、
蕗の薹閂はづす水車小屋 幸江
蕗の薹和紙の音して摘まれたる あき子
我のつよさ隠しきれずにふきのとう 有希
この日の席題は、【風光る】。
春は日の光が強まり、風がきらきらと輝いているように見えます。芽吹きの時期を迎え、降り注ぐ光が一段ときらめいて見えます。ようやく春が来た喜び、生命感が満ち溢れます。(土肥あき子さん)
風には季節によって様々な季語があり、春の【風光る】は視覚、夏の【風薫る】は嗅覚、冬の【風冴ゆ】は触覚、と五感を通して感じる季語であることをお話しくださいました。
高点句は、
全身を野原に置けば風光る 千枝子
風光る万物に色もどり来て 有希
風光る子犬が廻る廻る土手 一朗
【蕗の薹】【風光る】も春の季語ということもあり、心がうきうきした句会でした。
次回のコガモ句会は、4月15日(土)18:00〜19:30です。
兼題は、【石鹸玉】です。
コガモの投句も受け付けています。「当季雑詠」、その季節の句であれば何でも大丈夫です。締め切りは4月15日(土)、直接お持ちいただくか、FAXまたは郵送でお願いいたします。
季節の移ろいを感じながら、日々の暮らしを彩る俳句。皆さんと一緒に楽しんでみませんか。ご参加をお待ちしています。
2月8日(水)『ぼくのそりすべり』よしだるみ 絵本原画展、始まりました。
ちいさなかがくのとも2023年度1月号
よしだるみ/さく 福音館書店 定価440円
今年の冬の寒さは、例年より厳しいのではないでしょうか。雪の多い地方の皆さんは、雪降ろしや雪かきなどご苦労が多いことと思います。どうかくれぐれもお気をつけてお過ごしください。
雪が降る寒い冬にも楽しみはあります。
雪だるま、雪合戦など楽しい遊びがいくつもありますが、なかでも「そり」は自分で滑ることができる乗り物として子どもたちにも人気です。
初めて行くスキー場でも、最初に体験するのが「そりすべり」ではないでしょうか?
そんな初めてのそりすべりの驚きや楽しさを描いた絵本の原画展です。
板の上にクレヨンで描いた原画から、そりのスピード感、風の音、雪の感触が伝わってきます。
そりすべりの前の子どもの緊張した表情、いろいろ工夫しながらチャレンジする子どもの姿、そして滑走し、達成感に満たされた子どもの表情、どれもが生き生きと伝わってきます。
クレヨンで描かれた雪景色は、重厚感がありあたたかみもあります。
『ぼくのそりすべり』の他、「どうぶつのかぞく」シリーズ(国土社)などのサイン本もあります。
琵琶湖のゲレンデで取材した際のスケッチもご覧いただけます。
ポストカードもあります。
よしだるみさんの初のエッセイ集『ルルオンザルーフ』(エディション・エフ)もおすすめです。るみさんの人や生きもの、自然に向けたあたたかい眼差しが伝わってきます。
立春が過ぎたとはいえ、まだまだ寒い日が続いていますので、皆さんあたたかくしてお出かけください。お待ちしています!
2月24日(金):15:00〜18:00、
2月25日(土):12:00〜15:00、
2月26日(日):12:00〜16:00 *13:30〜14:30は予約者のみのトークイベントとなります。
1月21日(土)ワークショップ「クルミの木のコーヒーメジャースプーン作り」
1月21日(土)の午後、3年ぶりに想造工房の奥田守保さん、オクダチズさんをお迎えしてワークショップ「クルミの木で作るコーヒーメジャースプーン」が開催されました。
奥田さんご夫妻から、手順の説明がありました。
まず、奥田さんが準備してくださった左のスプーンの材料の持ち手を各自デザインします。
中庭で、奥田さんが電動のこぎりを使い、カットしてくださいました。
カットしたスプーンを彫刻刀で彫ったり、サンドペーパーで削ったり、磨いたりして形を整えます。
皆さん、真剣な眼差しで作業を続けます。
形が整ったら、クルミのオイルに蜜蝋を溶かして作ったワックスを塗って完成です。
個性豊かな作品たち✨
奥田さんご夫妻
コロナ禍で2年間中止が続いたワークショップでしたが、ようやく開催することができてほっといたしました。皆さん、4時間近く、真剣にスプーン作りに取り組まれ、出来上がった時の達成感は格別のものだったのではないでしょうか?
どれも使いやすそうなスプーンですね。
奥田守保さん、オクダチズさん、参加くださった皆さん、ありがとうございました。
1月11日(水)想造工房とtao.tao ふたつの工房「森からの贈り物」展 〜木工と羊毛フェルトの織りなす世界〜 始まりました。
1月11日(水)より、想造工房とtao.tao ふたつの工房「森からの贈り物」展が始まりました。
伊丹市在住の木と絵の工房「想造工房」奥田守保さんとオクダチズさんご夫妻と大津市在住の羊毛フェルト作家tao.taoさんによる「森からの贈り物」展は、「森」をテーマに動物や鳥、樹々、魔女・・・楽しい作品がいっぱい!
「街と少年」(左)「森と少女」(中)「森の月」と「森の魔女」(右)
時計、ブックエンド、ブックスタンド、ペントレイ、箸置き・・・
「まる時計」と「街の月」「りんごの魔女」
月明かりの下、空を飛ぶ魔女たち
羊毛フェルトのバッグやポーチ、芽の器、キーケース
魅力的あふれる魔女たち
引っ張って楽しい「ハンペルマン」
オルゴールや木の家
ブローチ、イヤリング、ピアス
どれも温もりのある作品ばかりで、会場は木の香りとあたたかさに包まれています。
それぞれの作品からどんな物語が生まれてくるのでしょうか?
どうぞお楽しみください!
高尾山に登りました。
1月6日(金)、高尾山に登ってきました。
今回は稲荷山コースです。お天気にも恵まれて、ハイキング日和でしたが、登山道の脇には霜柱も見えました。
足元は、木の根っこだらけで、一歩一歩しっかり踏みしめながら進みます。
こんな看板も!
最後の階段は相当厳しく、息が上がりましたが、何とか山頂に到着すると、ご褒美のような富士山が! 白い雪をかぶった美しい富士山です。
富士山を見ながら、今年は平和で穏やかな年になりますようにと祈りました。
帰宅後、絵本『高尾山の木にあいにいく』(理論社)を見ながら、高尾山を振り返りました。
ゆのきようこ/文 陣崎草子/絵 理論社 定価1540円
様々な大木に出会える高尾山、お気に入りの木を見つけて、季節折々に会いにいくのも楽しそう。次回は春、芽吹きの季節にこの本を持って出かけたいなって思いました。
東京近郊にあって自然を堪能できる高尾山、私のお気に入りの場所です。バースデー登山を楽しみました。
2023年、今年もよろしくお願いいたします。
2023年が始まりました。
昨年は、ウィズコロナの中での営業、イベントの開催のため、感染対策に明け暮れる日々でしたが、なんとかほとんどのイベントを予定通り開催できたことは、皆様のご協力があったからこそと感謝いたします。
また、平和について深く考えさせられる年でもありました。
今年も、未来を生きる子どもたちが「考える力」をもつことができるよう、さまざまな本をご紹介していきたいと思います。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
12月25日(日)『こりすのクリスマス』絵本原画展、終了いたしました。
12月25日(日)、豊福まきこさんの『こりすのクリスマス』絵本原画展が終了いたしました。
前日の24日(土)は豊福まきこさんの在廊日ということもあり、遠方から会いにこられる方もいらして賑わいました。
最終日は「もう一度原画を見にきました。」という方も!
大好きなサンタさんにクリスマスのプレゼントをあげようとするこりすのお話は、私たちに大切なことを気づかせてくれました。静かで優しい気持ちになれた原画展でした。
豊福まきこさん、BL出版さん、ありがとうございました。
お越し下さった皆さん、ありがとうございました。
2022年の営業は、12月25日(日)で終了いたしました。
今年も皆様の応援のおかげで頑張ることができました。ありがとうございました。
新年は1月11日(水)より営業いたします。2023年もどうぞよろしくお願いいたします。
皆様、よいお年をお迎えください。
12月18日(日)ライアー✴︎コンサート
12月18日(日)の午後、ライアーアンサンブル「アンジェリカ」の皆さんをお迎えしてライアーコンサート が開催されました。
守山由美子さんと宮坂麻里さん
前半は、冬を楽しむ曲が奏でられました♪
♪「小さな風」で遊びましょう。ライアーの伴奏を聴きながら詩に合わせて体を動かしました。
そして後半は、ヨーロッパのクリスマスに思いを馳せながらクリスマスの曲を奏でてくださいました。♪「きよしこのよる」はハミングで。
アンコールに応えて♪「しずかなクリスマス」を弾いてくださいました。
気ぜわしい年末の最中でしたが、ライアーの澄んだ音に心が落ち着き、穏やかになったのではないでしょうか。
ライアーアンサンブル「アンジェリカ」の宮坂麻里さん。守山由美子さん、ありがとうございました。
お越し下さった皆さんもありがとうございました。