つるかめ つるかめ

中脇初枝/文 あずみ虫/絵 あすなろ書房 本体1200円
なかなか収束しないコロナや大雨などで不安がいっぱいの子どもたちにおすすめの絵本が届きました。中脇初枝さん(文)とあずみ虫さん(絵)による『つるかめ  つるかめ 』(あすなろ書房)は、困った時や嫌なことがあった時のおまじない絵本です。
雷除けのおまじないの「くわばらくわばら」、地震の時には「まじゃらく まじゃらく」いやなことがあったら「つるかめ  つるかめ」・・・何があっても「だいじょうぶ だいじょうぶ」
昔の人たちもこのようなおまじないの言葉を唱えながら、自分自身を落ち着かせ何とか乗り越えてきたのでしょう。
痛みどめのおまじないの「ちちんぷいぷいちちんぷい いたいいたいのとんでいけ」は、私の子どもの頃に親からかけてもらった言葉ですし、私が親になった時も我が子に自然と声かけしているおまじないです。
巻末にはおまじないの言葉の由来が書いてあります。地震の時の「まじゃらく まじゃらく」は初めて聞くおまじないでした。「そみんしょうらいのしそんなり」はなんのおまじないでしょうか?
この絵本のお知らせを、現在アラスカにいらっしゃるあずみ虫さんからいただきました。

今、コロナウイルスの影響で不安な気持ちを抱えている大人や子どもたちを勇気づけたいという思いから作家の中脇初枝さんとイラストレーターのあずみ虫さんとでつくられた絵本です。あずみ虫さんは、ご自身の幼い頃の体験からも「このおまじないの絵本は、子どもたちに今とても必要なものだと賛同し、中脇さんの文に絵を描かせて頂きました。」とメッセージを寄せてくださっています。

皆さんも、困った時や不安な時には、ぜひおまじないの言葉を唱えてみましょう。きっと心が落ち着き勇気づけてくれますよ。皆んなで一緒にこのコロナの時代を乗り越えていきましょう!

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