ことりのおそうしき

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マーガレット・ワイズ・ブラウン/文 クリスチャン・ロビンソン/絵 なかがわちひろ/訳 あすなろ書房 本体1400円

子どもたちが公園で見つけた小さな命の終わり。手の中で冷たくなったことりのために、子どもたちはお墓をつくってお葬式をすることにしました。子どもたちはことりをうめ、花を飾り、ことりのために歌います。やがて、飾られた花々はしおれていき、子どもたちはことりの死を忘れていく・・・

生命の終わりを子どもなりに受けとめる様子があたたかみのある美しい絵で描かれています。子どもだけでなく大人もこうやって “ 死 ”というものを受けいれていくのでしょう。

読み終わった後、言葉にならない思いでいっぱいになりました。大切に読んでいきたい絵本です。

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