12月16日(土)年の暮れとは思えないほどの暖かい陽気の中、俳人の土肥あき子さんをお迎えして第69回コガモ句会が開催されました。
兼題は【冬芽】冬木の芽。
今回は、ほとんどの句に点が入り、同点句が多くなりました。
冬木の芽歌い出す日を待ちわびて 由美子
よく見ればもの言いたげな冬芽かな 悦子
きみとぼく陽だまり探す冬芽かな 節子
明後日を指さしている冬木の芽 あき子
冬の芽や微か命の気配あり 裕子
冬木の芽おぼつかなくもか弱くも 克義
この日の席題は【鴨】鴨の声、鴨の陣。
万葉集にも鴨が詠まれる歌は多く、古くから馴染み深い水鳥。晩秋から初冬、北方から各地の川や湖に渡って来て冬の訪れを告げる。(土肥あき子さんの資料より)
高点句は、
鴨の陣羽打つ波紋岸辺まで 登水子
しんがりはすこし小さき子鴨かな 有希 (子鴨だと夏の句)
当店の店名「ティール・グリーン」はコガモのオスの頭部の青緑色のこと。縁のあるお題でしたが、なかなか難しく苦戦しました。
次回のコガモ句会は、2024年2月10日(土)18:00〜19:30です。
兼題は、【薄氷】うすらひ
コガモの投句も受け付けています。「当季雑詠」、その季節の句であれば何でも大丈夫です。締め切りは2024年2月10日(土)、直接お持ちいただくか、FAXまたは郵送でお願いいたします。
季節の移ろいを感じながら、日々の暮らしを彩る俳句。皆さんと一緒に楽しんでみませんか。ご参加をお待ちしています。