5月7日(日)、岡田 淳さんの「こそあどの森の物語」原画展が終了しました。
岡田 淳/作 理論社
「この森でもなければ その森でもない
あの森でもなければ どの森でもない
こそあどの森 こそあどの森」
この言葉とともに始まったこそあどの森の物語。
今回の全12巻のカラー絵の原画展、たくさんの方に見ていただくことができました。連休ということもあり、近隣の方はもとより福井県、大阪府、愛知県、千葉県、神奈川県など遠くからもお越しいただきました。心より感謝いたします。
皆さん、小学生の時に出合い、何度も何度も読んでいる方が多く、原画や岡田さんのスケッチブック(コピーです)を食い入るように眺め、とても喜んでくださいました。そして、嬉しそうにサイン本を抱えて帰られる姿に私の方こそ感動しました。
小学生の頃に良い本と出合う大切さを改めて思いました。きっと、その子にとってこそあどの森のだれかさんが心の友になって一緒に歩いてきてくれたことでしょう。
・・・今日はまたこそあどの森に行かないと。
お客さまのそんな言葉が印象的でした。
岡田 淳/作 理論社
最終巻の『水の森の秘密』は、こそあどの森じゅうが水浸しになるお話なのですが、その原因を調べに行ってみると・・・
現在の私たちの自然との向き合い方にも相通じるものがあり、考えさせられます。
「この森でおこったことは、
その森でもおこるでしょうし、
あの森でおこったことは、
どの森でもおこるのですから。」
というバーバさんからスキッパーへの手紙の中の言葉が心に響きました。「こそあどの森」はどこか遠くの森ではなく、私たち自身が住む森なのかもしれませんね。
*岡田 淳さん、理論社さん、理論社の林さん、ありがとうございました。
*お越しくださった皆さん、ありがとうございました。