4月21日(土)の午後、 『チュウとチイの あおいやねのひみつきち』(福音館書店)の作者たかおゆうこさんをお迎えして茶話会が行われました。
小さい頃、長野のおばあちゃんの家で過ごした夏の思い出など五感を通して感じた記憶のカケラが積み重なり、この絵本のタネになっていったそうです。この絵本が出来上がるまでには、大変長い時間がかかったこと、10冊以上のラフスケッチを見せていただきながら、今の絵本になるまでの変遷をお話くださいました。
最初は『チュウとチイの夏休み』というタイトルだったそうですよ。
原画を見るとこの絵本はコラージュの技法で描かれているのですが、これは秘密基地の空間を出したいと思った時、すべてを描き込むのではなくコラージュにすることで奥行きや空間が出てくることに気づかれたそうです。
この絵本を創作中にたかおさんを支えてくれた言葉や子どもの頃に好きだった本のお話などもしてくださいました。どれも心に響く素敵な言葉でした。
茶話会の後、サイン会となりました。
ちょうど5歳の誕生日の男の子、たかおさんからケーキの絵のサインをいただき、とても喜んでいました。
サインをじっと見つめる男の子
たかおゆうこさん、参加してくださった皆さん、ありがとうございました。
*たかおゆうこさんは、4月25日(水)の午後3時くらいからも在廊予定です。