4月20日(土)の夜、俳人の土肥あき子さんをお迎えして第44回コガモ句会が行われました。
この日の兼題は、【入学】。
ちょうど、入学を迎えたばかりの子どもたちが店の前の通学路をちょっぴり緊張した面持ちで通って行きます。
様々な入学の光景が詠まれました。
高点句は、
講堂の上履き白し入学児 Iさん
もう親友入学式の帰り路 Mさん
入学の子の妹のふくれ顔 Eさん
そして、この日の席題は【鳥の巣】でした。
鳥の巣は卵を抱く場所であり、卵が孵ったあと雛の巣立ちまで育てる場所です。人間の家と違って、雛が巣立ったあとは放置されるとのこと。実際の鳥の巣を見せていただきながら、皆で作句に励みました。「巣」「鳥」に焦点を当てた句や「取り合わせ」の句など様々でした。
高点句は、
鳥の巣に羽根を残してあるじなし Iさん
鳥の巣の始めの右往左往かな Aさん
高点句の方たちには、ご褒美の俳句の本が手渡されました。
次回のコガモ句会は6月15日(土)、午後6時半から。兼題は、【紫陽花】あぢさゐ・七変化・四葩(よひら) です。
絵本屋の初心者向けの句会です。皆さま、奮ってご参加ください!