4月28日(日)山田真奈未さんギャラリートーク&サイン会

連休に入った4月28日(日)の午後、『ふつうやない! はなげばあちゃん』の山田真奈未さんをお迎えしてギャラリートーク&サイン会が行われました。

今回、はなげばあちゃんの原画を見て琴線に触れた方たちが集まってくださいました。


山田さんから、「10年目のはなげばあちゃん」と題して、絵本として刊行された『はなげばあちゃん』が様々な方たちに支えてもらいながら絵童話として10年後に再登場することになった経緯や「はなげばあちゃん」に込められた思いを話してくださいました。

21歳の時に上京し、短大時代の担任の先生の友人のお宅に居候していた時に出会った、厳しいけどあたたかい、勝手だけど面白い方たちとの素敵な出会いがはなげばあちゃんを生んだだそうです。たくさんのことを学ばせてもらった個性豊かな方たちがミックスされてはなげばあちゃんになりました。

「なぜ、はなげ?」という質問には、猫の耳毛が扇風機の風に揺れるのを見て面白いなと思ったのがきっかけで、穴が好きだったこともあり鼻毛になったとのこと。やっぱり面白い発想ですね。

10年前の絵本では、はなげばあちゃんだけが前面に出ていますが、今回の童話では、はなげばあちゃんと周りの人々との関わりを描きたいと思ったそうです。確かにばあちゃんや町の人たちはいつも建前でなく本音で話しています。本音で話しながら互いに理解しわかりあえたらいいですね。でも、そんな中でも「ブレない、媚びない、面白い!」はなげばあちゃんの存在は際立っています。

そして、最後に山田さんが若い頃に影響を受けた絵本として『はせがわくん きらいや』(長谷川集平/作・絵 復刊ドットコム)と『やっぱり おおかみ』(ささき まき/さく・え 福音館書店)を紹介してくださいました。

これからも、人と変わった本の中にメッセージを込めて描いていきたいと話す山田さん、今後の絵本も楽しみです。

ユーモア溢れるはなげばあちゃんのイラスト入りサインを描いてくださる山田真奈未さん

はなげばあちゃんをライフワークにしていきたいと語る山田さんのお話を聞いて、生きづらい世の中をはなげばあちゃんのように「ブレない、媚びない」を貫き、なおかつ「面白く」生きていかれたらいいなあって思いました。また、人と違っていることを受け容れることができる社会でありたいとも思いました。

山田真奈未さん、ありがとうございました。参加くださった皆さま、ありがとうございました。

会期は5月12日(日)まで。

連休中、5月1日(水)から5日(日)まで通常通り営業しています。皆さまのお越しをお待ちしています🦆

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