コガモの投句箱 第3回・第4回 コガモ賞・準賞の発表

コガモ賞・準コガモ賞の発表

コガモの投句箱「コガモ句箱」への投句をありがとうございました。

第3回は12月21日、第4回は2月15日に締め切りました。俳人・土肥あき子さんに選句していただき、コガモ賞・準賞が決まりました。

第3回

〈コガモ賞〉 カトラリーきらと輝きクリスマス  真鍋千枝子

〈準賞〉   クリスマス明けて天地の売り場かな 飯田哲司

洗足の大スワン漕ぐ冬近し     暮成

【土肥あき子さん鑑賞】

カトラリーとは食卓用のナイフやフォーク、スプーンなどの総称。特別な夜には特別な食器が使われることも。食卓に並ぶカトラリーのひとつひとつに聖樹の光が映り込み、キラキラと輝く。特別な夜の幸せな食卓が描かれた。

第4回

〈コガモ賞〉 とりどりの毛糸編まれぬままやよい  本多美衣子

〈準賞〉   春近し少し早めに夜が明ける     森谷美和

春らんまんあゝ眠たいな眠たいな   宍戸 実

【土肥あき子さん鑑賞】

「毛糸編む」は冬の季題ですが、こちらは編まないまま気づけば弥生(やよい)=三月になってしまったという春の句。冬になる前にはあれを作ろうこれを作ろうと思い描いて買われたものでしょう。愁いを抱く季節でもある春に色とりどりの毛糸が見果てぬ夢のように積まれています。

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コガモ賞、準賞の皆様には俳句手帖をプレゼントいたします。おめでとうございます。

四季折々の移り変わりを感じながら、暮らしを彩る俳句を楽しんでみませんか。

皆様の投句をお待ちしています🦆

次回の締め切りは4月18日(土)です。

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