コガモの投句箱 第7回コガモ賞・準賞の発表

コガモ賞・準賞の発表

コガモの投句箱「コガモ句箱」への投稿をありがとうございました。

第7回は8月31日に締め切りました。俳人・土肥あき子さんに選句していただき、コガモ賞・準賞が決まりました。

今回は、兼題の「蝉」の投句が多かったのですが、その中で選ばれたのは、下記の句です。

〈コガモ賞〉 初蝉や今日は電車に乗らない日     美 和

〈準賞〉   テレワークあちこち蝉の声ひろふ    ゆき江

蝉しぐれ昭和の家を包みをり      美衣子

【土肥あき子さん鑑賞】

例年だと「電車に乗らない日」とは気楽に家でのんびりしている姿を想像しますが、昨今の事情を考えるとのんきなものとも異なります。「初蝉や」と切れ字を使って一拍置くことで、いつも気軽に利用していたものを遠ざけているさみしさが感じられました。

次回の兼題は「月」です。今年の十五夜は10月1日。翌日の十六夜からは、立待月、居待月、臥待月と待つ月が月の名前になります。太陽と違い、姿を探し、待つ心が月見の醍醐味となることがよくわかります。

近所で見つけた蝉たちです。今年の夏も一生懸命鳴いて、私たちを元気付けてくれました。

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四季折々の移り変わりを感じながら、暮らしを彩る俳句を楽しんでみませんか。

次回の締め切りは10月17日(土)です。秋の句の投句をお待ちしています。

店頭でも郵送でも可。

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