12月12日(土)の夜、俳人 土肥あき子さんをお迎えして第51回コガモ句会が行われました。今回も人数を制限し、マスク着用などご協力いただきながらの開催でした。
今回の兼題は、【柚子湯】。
あちこちの庭で見かけるかわいい黄色い柚子。寒さも厳しくなるこの季節、柚子湯に入ってしっかり体を温めたくなりますね。冬至に入る柚子湯は江戸時代から続く無病息災の伝承とのことです。今年の冬至は12月21日、馴染みのある「柚子湯」です。
高点句は、
柚子風呂に寄り来る柚子を追ひ払ふ Dさん
柚子湯してカピバラのごと眼を閉ぢぬ Mさん
窓越しに鼻歌響く柚子湯かな Yさん
どの句も映像が目に浮かびますね。
そして、この日の席題は、【日向ぼこ】。
今昔物語に「日向誇り」。「誇り」は喜びや快適を意味する。日向を独り占めして過ごす快適な時間。(土肥あき子さんより)
高点句は、
今日やらぬことのあれこれ日向ぼこ Dさん
亡き父と母のあひだや日向ぼこ Mさん
きんとん「藪柑子」とういろう「水仙餅」
(和菓子司 太市)
次回のコガモ句会は2021年2月13日(土)18:00〜19:30。
兼題は、【尾】。季語を付けて自由に詠みましょう。
コガモの投句も受け付けています。冬の句または春の句でお願いいたします。締め切りは2月13日(土)、直接お持ちいただくか、FAXまたは郵送でお願いいたします。
季節の移り変わりを感じながら、日々の暮らしを彩る俳句。皆さんと一緒に楽しんでみませんか?