10月16日(土)の夜、俳人の土肥あき子さんをお迎えして、第56回コガモ句会を開催いたしました。
兼題は、【天高し】。
秋の澄んだ空気がどこまでも空を高く見せます。爽やかな空を見上げての俳句が多かったです。
高点句は、
天高しどこへ行くのもスニーカー 幸江
大縄のかけ声響き空高し 由美子
幸江さんの句は、皆さんの共感を得てダントツの高点でした。
そして、この日の席題は、【小鳥来る】。
季語「小鳥来る」は秋に大陸から渡ってくる小型の鳥のほか、山から里へ降りてくる鳥も含む。小さな鳥たちが賑やかにさんざめく様子もさることながら、「コトリクル」の愛らしい響きにも華やぎが感じられる、生命賛美の季語です。(土肥あき子さんより)
高点句は、
補助輪をはずす遠出や小鳥来る 美和
警官の帽子まっさら小鳥来る 顕人
病癒え土手に大の字小鳥来る 寿美子
「小鳥来る」、その言葉の響きが心地よく、どの句も共感できるものばかりで、全部の句に点が入りました。
土肥あき子さん
次回のコガモ句会は、12月11日(土)18:00〜19:30です。
兼題は、【木枯らし】凩。
コガモの投句も受け付けています。「当季雑詠」、その季節の句であれば何でも大丈夫です。締め切りは12月11日(土)、直接お持ちいただくか、FAXまたは郵送でお願いいたします。
季節の移ろいを感じながら、日々の暮らしを彩る俳句。皆さんと一緒に楽しんでみませんか。ご参加をお待ちしています。