コガモの投句箱 第15回コガモ賞・準賞の発表

コガモ賞・準賞の発表

コガモの投句箱「コガモ句箱」への投稿をありがとうございました。

第15回は12月11日に締め切りました。コガモ句会講師の俳人・土肥あき子さんに選句していただき、コガモ賞・準賞が決まりました。

〈コガモ賞〉 コンビニへ信号三つ月冴ゆる    石山紀子
〈準賞〉   雪虫の舞いし便りや北の友      小野芳子
木枯らしや土手の少年仁王立ち    經子

【土肥あき子さん 鑑賞】

コガモ賞の紀子さんの作品は、日常の景色に冷たい冬の月を組み合わせたことで現代的な一句になりました。「信号三つ」という具体的な把握も秀逸です。準賞の芳子さんの作品は遠くに暮らす友人の生活を「雪虫」に凝縮させたことで想像の幅を豊かにしました。經子さんの作品は風に向き合う少年の様子を「仁王立ち」と見たところが魅力でした。
次回のお題は「鶯」です。早春に響く声は「春告鳥」とも呼ばれ、古くから和歌や詩歌に詠まれてきました。たどたどしい初音は次第に整い、3月には枝の先からこぼれるような美しい声を響かせることでしょう。

次回の締め切りは2月26日(土)。「当季雑詠」、その季節の句であれば何でも大丈夫です。直接お持ちいただくか、FAXまたは郵送でお願いいたします。

皆様の投句をお待ちしています。

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