3月19日(土)の夜、俳人の土肥あき子さんをお迎えして第58回コガモ句会が開催されました。
2月26日(土)に予定していた句会ですが、コロナ感染症拡大のため延期しての開催となりました。
兼題は、【鶯】。
高点句は、
鶯や旋回のルアー着水す 幸江
うぐいすに無口な時間ありにけり あき子
連れ鳴ける鶯たのし墓まいり → 連れ鳴ける鶯のいて墓まいり 清美
*清美さんの句、「たのし」と心情を直接言わない方がよいですねと先生のアドバイスがあり、右の句になりました。
東京では鶯の声を聞く機会は少ないですが、古くから和歌や詩歌で詠まれてきたからでしょうか、様々な風景が詠まれ、全員に点が入りました。
この日の席題は、【桜】花。
平安時代以降、文芸では「花」といえば「桜」を指してきました。花盛りといえば満開の桜のこと。また、「花の雨」や「花曇り」も桜の時期をあらわす言葉。芽吹きから葉桜となるまで、すべてを味わい尽くしましょう。(土肥あき子さんより)
高点句は、
前髪を上げて検温桜五分 幸江
花待つや日々の暮しを丁寧に 千枝子
桜だけでたくさんの季語があることを知りました。これからの季節、桜を見ることも多いので、その時その時の桜を味わってみたいですね。
次回のコガモ句会は、4月23日(土)18:00〜19:30です。
兼題は、【風船】。
コガモの投句も受け付けています。「当季雑詠」、その季節の句であれば何でも大丈夫です。締め切りは4月23日(土)、直接お持ちいただくか、FAXまたは郵送でお願いいたします。
季節の移ろいを感じながら、日々の暮らしを彩る俳句。皆さんと一緒に楽しんでみませんか。ご参加をお待ちしています。