『コケのすきまぐらし』たくさんのふしぎ2021年10月号

田中美穂/文 平澤朋子/絵 福音館書店  定価770円

「コケのすきまぐらし」というタイトル、様々なコケの拡大図、色とりどりの緑に惹かれてこの本を手にとった方も多いのではないでしょうか?

ブロック塀の隙間や私たちの身近なところでよく目にしているコケ、ともすれば見過ごされてしまうコケの奥深い世界を、倉敷市の古書店店主でコケ愛好家 田中美穂さんの丁寧な文章と平澤朋子さんの素敵なイラストで伝えてくれています。

日差しや雨風をさえぎるものなどない荒れはてた場所で、まず最初に小さなコケたちが身を寄せあい、大きなかたまりになって水をため、土砂をせき止めているのです。詩人の永瀬清子は、それを「極微のダム」と表現しました。(本文より)

「極微のダム」!! 小さなコケの大きな仕事ですね。

大田区に住む私たちに驚くページもありました!

「ホンモンジゴケ」という名前を発見!

銅山やお寺の銅葺き屋根から雨垂れが落ちる場所など、銅イオンの豊富な場所ばかりに生えるコケで、東京(大田区)にある池上本門寺で初めて見つかったため、この名前がついたそうです。

早速確かめに行ってきました。(当店から徒歩20分くらいのところにあります。)

池上本門寺の五重の塔の石垣にぎっしりと群生していました。

銅イオンを好む「ホンモンンジゴケ」

イラストを描かれた平澤朋子さんも、この本のために常にルーペを持ち歩きコケ探しとコケ観察を続けていました。コケの魅力をいっぱい教えてもらい、私たちもコケ探しを楽しみました。

3月に自宅の近所で見つけたゼニゴケ

私たちにとってコケは身近な存在なのに、知らないことばかり。コケを通して新しい世界が広がりそうです。そんな好奇心をくすぐってくれる「たくさんのふしぎ」は子どもだけでなく大人にもおすすめしたい月刊誌です。

平澤朋子さんのサイン本、あります。

 

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