11月4日(土)第8回 語りの会 「松野・崎山 二人会」

日中は汗ばむほどの暑さの連休の中、11月4日(土)の夕べ、語り手の松野敦子さん、崎山洋子さんをお迎えして、第8回語りの会「松野・崎山 二人会」を開催しました。

毎回、プログラムを組む時からお二人であれこれ検討し、組み合わせを考えるのだそうです。

今回、前半の松野さんは、「ゾウとむすこ」『ローベルおじさんのどうぶつものがたり』(文化出版局)、「ものぐさハインツ」グリムの昔話、「金の足のベルダ」ファージョン作品集1(岩波書店)の3つのお話を語ってくださいました。

どれもクスッと笑えるお話なのですが、味わい深く余韻が残ります。

後半の崎山さんは、「スミレの葉にもきずつく乙女よ」トルコの昔ばなし(小峰書店)、「ちっちゃなゴキブリのべっぴんさん」『子どもに語る アジアの昔話1』(こぐま社)。

崎山さんの語りを聞いていると、ゴキブリのべっぴんさんが鮮明に立ち上がってきて見えます。可愛げのある魅力的なべっぴんさんでした。

「スミレの葉にもきずつく乙女よ」は、初めて聞きましたが、90歳と70歳の母娘のお話。身につまされることもありますが、大らかなトルコの昔話でした。

どれも、味わい深く、笑いの中にもなるほどと感じ入るお話ばかりでした。

お二人の語りは、安心して身を任せて聞くことができ、私たちを豊かなおはなし の世界にいざなってくれました。

来年も語りの会をお願いすることを約束して、二人会は終了いたしました。

松野敦子さん(左)と崎山洋子さん(右)

松野敦子さん、崎山洋子さん、参加くださった皆さん、ありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です