4月15日(土)の夜、俳人の土肥あき子さんをお迎えして、第34回コガモ句会がありました。
今回の席題は、【花の種】花種蒔く、苗札です。
「種蒔き」といえば職業を感じさせますが、「花種を蒔く」には家庭の庭やベランダのプランターなどで気軽に育てるものをさします。また、種を植えたのち土で覆ってしまえば、種はどこにうまっているのかわからなくなるため、心覚えのために苗札を立てます。それは、種から芽吹き、そして花が咲くまでの間をゆっくりと楽しむ間があることを表しています。(土肥あき子さんのお話より)
土肥あき子さんの解説を聞き、さっそく俳句作りに励みました。
この日の高点句は、
花種の寝床を作る母さん指 Dさん
花種の黒き玉より白き花 Sさん
種袋何とは知らず振る子かな Sさん
汝逝きし日に花種を蒔きて立つ Nさん
小学6年生になったIちゃんの句は、
花種を蒔きて色づく夜景かな
皆さんから「ほ〜」という声があがりました。点も入りましたよ。
さいごに、土肥さんからご褒美の俳句手帖などをいただき閉会となりました。
*毎回、俳句を作ったあとにお茶の時間があるのですが、この日の和菓子の名は、「野遊び」と「花の山」でした。野遊びにはおにぎり!、なんだか洒落てますね。
*土肥あき子さん、参加くださった皆さん、ありがとうございました。