8月3日(水)から、なかがわちひろさんと中村玄さんの「『クリとゴマ』からクジラの骨まで」展が始まりました。
2011年9月刊行のなかがわちひろ さんの『カモのきょうだい クリとゴマ』(アリス館)に登場するゲンさんこと中村玄さんが2021年7月に『クジラの骨と僕らの未来』(理論社)を刊行しました。
生き物好きの少年が、ペットのハムスターの骨格標本作りから、留学先でのクジラとの出会い、その後の研究など、好奇心や探究心をどのように深化させていったのかを玄さんの言葉で綴っています。今年の課題図書(高校生の部)になった『クジラの骨と僕らの未来』ですが、小学高学年から楽しめます。今回、本の中に出てくる魚の骨格標本やクジラヒゲ、マッコウクジラの歯…などを展示させていただいています。触っても良いとのことなので、質感や重さを体感していただいています。
本は玄さんご自身が描かれた挿絵になっていますが、実際の写真を展示しています。
美しいカガミダイの骨格標本✨
実は、このカガミダイの骨格標本は⬇️ の『ホネホネすいぞくかん』(アリス館)の表紙に登場しているのです。
松田素子/文 大西成明/写真 西澤真樹子/監修・解説 アリス館
玄さん手作りのクジラのぬいぐるみ🐋 迫力あります!
『カモのきょうだい クリとゴマ』は私にとってもたいへん思い出深い作品です。私が2011年の春にティール・グリーンを引き継いで初めて開催した展示がなかがわちひろさんの「クリとゴマ」のミニアルバム展だったのです。クリとゴマの愛らしい姿に命のきらめきを感じ、元気をいっぱいもらいました。ゲンさんも訪ねてきてくださいました。その後、クジラの研究者になられたことをお聞きしていましたが、昨年夏に理論社から『クジラの骨と僕らの未来』(中村玄/著)が刊行された時には、とっても嬉しく一気に読みました。
今回、このような形で「クリとゴマ」の愛らしい姿に再会でき、玄さんの展示もできるとは、夢にも思いませんでした。絵本屋を続けてきてよかったなって思います。
穏やかで自然体の玄さんは、きっと東京海洋大学でも人気の先生なのだと思います。研究室から魚の骨格標本やクジラヒゲ、クジラの歯、耳の骨、頭骨などお持ちくださいました。ありがとうございます。触っても良いそうです。なかなかクジラの骨に触れる機会はないので、ぜひ皆さん見にきてくださいね。
夏休みの自由研究にもオススメです🐋
皆様のお越しをお待ちしています🦆