10月4日(水)いせひでこ『あの路』(山本けんぞう・文 平凡社)絵本原画展、始まりました。

10月4日(水)より、いせひでこさんの『あの路』(山本けんぞう・文 平凡社)絵本原画展が始まりました。

平凡社 定価1,650円

目をつむれば、あの路がある。

きみがぼくを見ている。

ぼくは歩きつづける。

(本文より)

孤独な少年と三本足の犬との出会いと別れ。

詩人でジャーナリストの山本けんぞうさんと画家いせひでこさんが描く魂の絆の物語です。


ぼくは三本足にいろいろな物語を聞かせた。

水たまりの空をみつけた。

「空に三本足の姿が!」 絵本の中では、気がつかなかったものが、1枚の絵として眺めると思いがけない発見があります。原画展ならではの発見ですね。19点の原画は見応えがあります。

『あの路』のサイン本をはじめ、30タイトルのいせひでこさんの著作本、絵本が並んでいます。

そして今回、いせひでこさんの最新刊、10月初めに刊行された『ピアノ』(偕成社)も先行販売しています。

いせひでこ/作 偕成社 定価1,760円

引越しの荷物の中から見つけたトイピアノ。それはのんちゃんの5さいの誕生日にお父さんが買ってくれたものでした。のんちゃんがトイピアノで「カノン」を弾くと、それを追いかけるように、となりの森の方からピアノの音が聞こえてきました。トイピアノを持って外に出たのんちゃんが出会ったのは・・・音楽の喜びを描いたあたたかいファンタジーです。

『チェロの木』『1000の風 1000のチェロ』とともに並んでいます。

ぜひ手にとってご覧ください。

 

美しい詩のような文章と深みのあるブルーが印象的な絵の『あの路』、読み終わるとまるで1編の文学作品を読んだような深い感動を覚えます。胸の奥にあたたかいものがこみ上げてきます。たくさんの方に見ていただきたい作品です。

原画展は、10月29日(日)まで。

皆様のお越しをお待ちしています。

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