9月2日(土)、台風の影響でワークショップが始まる少し前まで雨が降っていましたが・・・絵本作家ひがしちからさんをお迎えして、ワークショップ「はっけんノートにかいてみよう!」が始まりました。準備体操をしているうちに・・・
雨は上がり、くさっぱら公園に出発することができました。子どもたちは、自分だけのかんさつグッズを持って出かけました。
道すがら、小学校の庭に赤く色づき始めたリンゴの木を見つけたり、区民農園でたくさんの野菜を見たりして・・・
ティール・グリーンから10分ほどのところにあるくさっぱら公園に到着しました。この公園は、遊具のない自然のままの公園です。さっそく、手作り双眼鏡を片手に自然観察会の始まりです。
イガグリとミミズ
セミやバッタも
樹々の中、足元には彩りを添える可愛い花たち
たくさんの発見を袋に入れて持ち帰りました。どんぐり、柿、花、葉っぱ、松ぼっくり、鳥の羽、セミの抜け殻、セミの羽・・・
ひがしちからさんから、それぞれが発見したものをクレヨン、マジック、絵の具を使って描いてみようという説明がありました。
皆、一斉に描き始めます。発見したものをよーく観察して・・・
クレヨンやマジックを描いたもののまわりを絵の具で塗ります。
一生懸命描いたはっけんノートをひがしちからさんに見せながら、説明する5歳の男の子。
「ここがいいねえ〜」とひがしちからさん。
はっけんノートを双眼鏡で覗いたら、どんな世界が見えるかな?
自分だけの「はっけんノート」を手に、ひがしちからさんと記念撮影。立派な「はっけんノート」ができましたね😀👏
ワークショップの後は、『ぼく、ちきゅうかんさつたい』にサインをしていただきました。
*朝起きたら、しっかり雨が降っていたので、公園にいけるかしらと心配になったのですが、レイチェル・カーソン『センス・オブ・ワンダー』の中の
「わたしたちは、嵐の日も、おだやかな日も、夜も昼も探検にでかけていきます。それは、何かを教えるためにではなく、いっしょに楽しむためなのです。」
という一説を思い出し、多少の雨だったら出かけてみようと思い、ひがしちからさんとワークショップの準備を始めました。
出かけるときには、雨は上がり「少し肌寒いね」といいながら出発しましたが、散策して帰る頃には、こんな青空になり、「空がきれいだね〜」とたった1時間ほどの間の空の変化にも驚きました。
*先週は、寒暖の差が激しかったためか、体調を崩し当日欠席の方も多かったのです。残念でしたね。でも、まわりを見回すと、すぐ身近なところにもいろんな発見があります。道端の植物や小さな虫、だんだん色づいていく果実、空の色・・・いっぱい見つけてください! そして、私たち大人も子どもたちの発見の声に耳を傾け、驚きや喜びを分かち合いたいものですね。
*今回、ワークショップをしてくださった絵本作家のひがしちからさんは、なんと偶然にも当店からほど近いある保育園で長年、造形教室をなさっていらっしゃったのです。かんさつグッズを作る時や「はっけんノート」に絵を描くときも、作り方の説明をした後は、子どもたちの自主性をあたたかく見守っていらっしゃいました。「〇〇がいいね」と声をかけてもらった子どもたち、嬉しそうでした。そんな小さな自信の積み重ねが、やる気を生み出すのだなあと思ったのでした。
*ひがしちからさん、参加してくださった皆さん、ありがとうございました。これからもたくさんの発見や観察をして、お父さんやお母さんたちに報告してくださいね。
*「ぼく、ちきゅうかんさつたい」原画展は9月10日(日)までです。ぜひ、お出かけください。お待ちしています。