4月17日(土)の夕方、俳人の土肥あき子さんをお迎えして第53回コガモ句会が行われました。今回も、参加者の皆さんには、検温、手指消毒、マスク着用などご協力いただきました。
兼題は、【山笑ふ】。
芽吹きの木々に包まれた山を笑っているようだとはなんとも愉快な見立てです。
全員の句に点が入りました。
高点句は、
輪唱の少しずれたり山笑ふ Mさん
灰汁抜きの青き匂ひや山笑ふ Sさん
山笑ふたびに緑の濃くなりぬ Dさん
そして、この日の席題は、【五月来る】。
立夏を控える五月はエネルギーに満ちあふれる力強い月。いよいよやってくるという期待と、絶対的な明るさに対する屈折も。(土肥あき子さんより)
高点句は、
豆の蔓どんどん延びて五月来る Iさん
ヨガマット色とりどりや五月来る Sさん
子どもらの走る額に五月来る Sさん
【山笑ふ】も【五月来る】もユーモアを感じたり、エネルギーを感じる季語だったせいか、共感できるものが多く、点が分かれました。俳句を詠みながら元気になれました。
次回のコガモ句会は、6月12日(土)18:00〜19:30です。
兼題は、【梅雨】五月雨(さみだれ)。
コガモの投句も受け付けています。夏の句でお願いいたします。締め切りは6月12日(土)、直接お持ちいただくか、FAXまたは郵送でお願いいたします。
季節の移り変わりを感じながら、日々の暮らしを彩る俳句。皆さんと一緒に楽しんでみませんか?
〈第四回 おおた俳句大会の報告〉
3月に「第四回おおた俳句大会」の入選作品発表が、大田文化の森の展示コーナーで行われました。コガモ句会でご指導いただいている土肥あき子さんも選者の一人です。土肥さんにご案内をしていただき、コガモ句会の方も参加しました。一般の部で528句、ジュニアの部で879句の応募があったそうです。
コガモ句会の方には秀作、佳作に入選された方も多く、嬉しいことでした! 敷居の低い絵本屋の句会ですが、継続は力なりを実感した出来事でした。
入選された皆さん、おめでとうございました。