6月12日(土)の夕方、俳人の土肥あき子さんをお迎えして第54回コガモ句会が行われました。今回も、参加者の皆さんには、検温、手指消毒、マスク着用などご協力いただきました。
兼題は、【梅雨】。
憂鬱な空模様、恵みの雨、梅雨の合間の晴天のありがたみなど様々な句が詠まれました。
高点句は、
草踏んで草の弾力梅雨晴間 あき子
うとましきカバンの傘や走り梅雨 克義
深海の魚のやうに梅雨の底 千枝子
そして、この日の席題は、【青嵐】。
青とは青葉の頃。初夏に吹き渡る強い風。樹木の匂いを運んでくるような力強さがある。生命力、若々しさを象徴する。類似季語に「風薫る」がある。「薫る」が主観的なものに対して、青(樹)という色彩が出ていることでより具体的な場面が描かれる。(土肥あき子さんより)
高点句は、
献血の呼び込む声や青嵐 幸江
雲連れて村を一気に青嵐 一朗
席題の「青嵐」は、青嵐を説明するような句が多く、点も割れました。なかなか難しかったです。
次回のコガモ句会は、8月7日(土)18:00〜19:30です。8月7日は立秋です。
兼題は、【朝顔】牽牛花。
コガモの投句も受け付けています。「当季雑詠」、その季節の句であれば何でも大丈夫です。締め切りは8月7日(土)、直接お持ちいただくか、FAXまたは郵送でお願いいたします。
季節の移り変わりを感じながら、日々の暮らしを彩る俳句。皆さんと一緒に楽しんでみませんか。今回も初参加の方が2名いらっしゃいました。ご参加をお待ちしています。