4月23日(土)の夕方、俳の土肥あき子さんをお迎えして、第59回コガモ句会が開催されました。
兼題は、【風船】。
高点句は、
息吹けばゑくぼの消えし紙風船 勝義
サイダーの泡の向こうの紙風船 末子
*先生よりサイダーは夏の季語との指摘がありました。
手すさびに紙風船をポンと打つ 由美子
この日の席題は、【行く春】春惜しむ
過ぎ去ろうとする春を旅人になぞらえて「行く春」とする。「春惜しむ」とは、心地よく迎えた春が過ぎてゆく時を名残り惜しむ気持ち。どちらも季節の現象にとどまらず、待ち遠しかった春という季節を見送る心の働きを重ね合わせる。(土肥あき子さんより)
高点句は、
おむすびを二つにぎって春惜しむ 末子
行く春やたった一人の島教師 清美
町名に古き名があり春惜しむ あき子
次回のコガモ句会は、6月18日(土)18:00〜19:30です。
兼題は、【蛍】蛍狩、螢籠。
コガモの投句も受け付けています。「当季雑詠」、その季節の句であれば何でも大丈夫です。締め切りは6月18日(土)、直接お持ちいただくか、FAXまたは郵送でお願いいたします。
季節の移ろいを感じながら、日々の暮らしを彩る俳句。皆さんと一緒に楽しんでみませんか。ご参加をお待ちしています。