12月10日(土)第63回コガモ句会 

12月10日(土)の夜、俳人の土肥あき子さんをお迎えして、第63回コガモ句会を開催いたしました。

兼題は「短日」。冬至に向け、日に日に早くなる日没。心細さや焦りを感じるか、短いゆえに慈しむかで受け止め方はそれぞれでしょう。(土肥あき子さん)

高点句は、

日の短かもやしのひげを取ってゐて  千枝子

短日のベンチに猫と隣り合ふ     あき子

 

そして、この日の席題は「手袋」。

防寒、保湿のためのものですが、素材、形によって表情が異なり、忘れ物の代表格でもあります。身近な手袋を詠みました。

高点句は、

手袋の両手に抱かれ眠る猫   未子

ひも付きの手袋は赤一年生   花美

手袋の中指くはへはづしけり  幸江

手袋は身近なものなのでどの句も共感でき、全員の句に点が入りました。

高点句の方へご褒美を手渡す土肥あき子さん

次回のコガモ句会は、2月18日(土)18:00〜19:30です。

兼題は、【蕗の薹】です。

コガモの投句も受け付けています。「当季雑詠」、その季節の句であれば何でも大丈夫です。締め切りは2月18日(土)、直接お持ちいただくか、FAXまたは郵送でお願いいたします。

季節の移ろいを感じながら、日々の暮らしを彩る俳句。皆さんと一緒に楽しんでみませんか。ご参加をお待ちしています。

 

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