4月15日(土)の夜、俳人の土肥あき子さんをお迎えして第65回コガモ句会が開催されました。
この日は、朝から冷たい雨の一日でした。
兼題は、【石鹸玉、しゃぼん玉】。
懐かしい遊びのしゃぼん玉。どの句も共感できるものばかりでした。
高点句は、
石鹸玉吹くとき少し真顔なる 千枝子
しゃぼん玉手を打つ吾子へ吾子へ吹く 清美
しゃぼん玉どの子の顔もちひろの絵 幸江
この日の席題は、【日永】永き日、日永し。
実際に日が長いのは夏至なのですが、「日永」となると春の季語で、同じ夕方の時間に既に暗くなっていた頃から比較し、「こんなにも日が長くなった」と思う実感が優先されます。ものに退屈する心がどこかに潜んでいます。(土肥あき子さん)
冬の「短日」、秋の「夜長」に対応した捉え方だとお話しくださいました。
高点句は、
永き日や会話すすまぬ夫とゐる 幸江
永き日を遠まはりして土手の道 有希
永き日や居すわる猫と目を合わせ 花美
次回のコガモ句会は、6月24日(土)18:00〜19:30です。
兼題は、【さくらんぼ】桜桃。
コガモの投句も受け付けています。「当季雑詠」、その季節の句であれば何でも大丈夫です。締め切りは6月24日(土)、直接お持ちいただくか、FAXまたは郵送でお願いいたします。
季節の移ろいを感じながら、日々の暮らしを彩る俳句。皆さんと一緒に楽しんでみませんか。ご参加をお待ちしています。